この記事では、ギフ太の考えるイヤイヤ期の理由とその対策。また、現実的な対応方法などにつていご紹介しております。
こどものイヤイヤ期、大変でしょうか?
私のこどもは現在イヤイヤ期と言われる年齢です。そこで、今回はこどものイヤイヤ期について、ギフ太流の考え方や対応方法についてお話していきたいと思います。
お子さんのイヤイヤ期で悩んでいるお父さんお母さんの参考になれたら嬉しいです。
目次
イヤイヤ期とは
イヤイヤ期とは、何でもイヤになってしまう時期だと思っていませんか?
私はそうは考えていません。
イヤイヤ期の時期は一般的に1歳半〜2歳、長い子で3歳ごろまでが多いと言われています。
その時期というのはこどもの自我が芽生えはじめ、やりたいことがいろいろと出てくる時期でもあります。そのやりたい気持ちとできることが噛み合わない時期がイヤイヤ期なのだと私は思います。
こども目線で考えると、イヤイヤ期とは、「やりたいことがあるのに上手にできないからイヤだ」「やりたいことがあるのにやらせてくれないからイヤだ」「伝えたいことがあるのに伝わらないことがイヤだ」「そうじゃない。イヤだ」ということだと思っています。
親からしたら何がイヤなのか理解できないから、「イヤイヤ期なんだ、仕方ない」と思考を止めてしまうのは簡単です。
ですが、それは非常にもったいないです。
なぜかと言うと、やりたいことがいろいろ出てくるこの時期は脳の成長にとっても良い時期でもあるからです。
せっかく成長する良い機会なので、どうせならこどもの成長を促すような接し方ができるといいだろうなと思っています。
こどもの成長を促す育て方については、こちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】で説明しております。興味のある方はぜひご覧ください。
お子さんがイヤとなっている理由は必ずあります。その時によってわかりやすい理由もあれば、お子さん自身もわかっていないけど何かイヤだと感じていることもあるかもしれません。それも立派な理由です。
中には、イヤと言う楽しさを感じている(そのときのお父さんお母さんの反応が楽しい)といったケースもあると思います。
そういったケースごとに適切な対応をしてあげることによって、お子さんの成長に良い効果が生まれると私は考えております。
かと言ってもちろん全てを理解してあげないといけない訳ではありません。私自身、こどものイヤを全て理解できているとは言えないですしね。
ただ、イヤイヤ期だからとそこで思考を止めないで、理解してあげようと考えてあげる、語りかけてあげることはとても大事なことだと思います。
そのうえで、もしこどものイヤな理由を親が理解できたならそれに合わせてちゃんと対応をしてあげればいいのです。
ケース別対応方法
やりたいことが上手にできなくてイヤなとき
こどもが、やりたいことがあるのに上手にできなくてイヤになってしまっているときは、お父さんお母さんが手助けをしてあげましょう。
そのときに気をつけるポイントとしては、親が全部やってしまわないことですね。何でもかんでも親がやってしまうとせっかくの自主性を潰してしまうことになりかねません。
できるだけ、こどもが自分でできるようにそっと手助けをしてあげてください。
やりたいことをやらせてもらえなくてイヤなとき
こどもがしたいコトを全てやらせてあげるのは難しいですよね。
危険なことや、そのときの都合などによって止めないといけない場合もあると思います。
そういうときは、ちゃんと理由を説明してあげましょう。まだ言葉がわからなくても、お父さんお母さんが語りかけてくれていることは伝わります。
伝えたいことがあるのに伝わらないことがイヤなとき
これもあるあるですよね。こどもが何を言いたいのか親もわからないけれど何かを訴えてくるとき、そいうときはだいたい伝わらないことがもどかしくイヤイヤになっているのだと思います。
そういうときは、思い当たることを一つずつ聞いてあげて、全部外れていたら「ごめんね、まだ何が言いたいのかわからないけど、あなたが伝わらなくて悲しい気持ちなのはわかるよ」と気持ちは伝わっているということを教えてあげましょう。
イヤと言うのが楽しい(親の反応が楽しい)とき
これは、お父さんお母さんの反応が楽しいパターンですね。お父さんお母さんを困らせたいというときや、かまって欲しいというときに起きる反応です。こういうときは、少し親のリアクションを抑えたり、かまうのを一旦やめるというのも一つの手だと思います。
一番オススメな対応方法としては、それ以上におもしろいことを一緒にしてあげることですね。
本人もよくわからないけれどイヤなとき
イヤイヤで泣いちゃった状態が続くと、本人もどうして泣いているのか、何がイヤなのかわからないけれどイヤという状態になってしまうことがあるかと思います。
そういうときは、一度別のことに意識を向けてあげましょう。その子の好きなことや、何か気になるものを見せてあげたりして気を逸らすこともときには必要だと思います。
そして余裕があれば、落ち着いた後に改めて何がイヤだったのか聞いてあげるも良いと思います。
感覚過敏でその状態がイヤなとき
私もそうなのですが、人によっては感覚過敏というタイプの子も存在します。
感覚過敏についてはこちらの記事【感覚過敏の辛さと対策について当事者がお伝えします】で詳しく解説していますが、そうじゃない方からはなかなか気付きにくい、あるいは理解できない感覚だと思います。
なので、可能性の1つとして頭の中に入れておくのも大事なことかなと思います。
親が忙しいとき、余裕がないとき
上で挙げた方法はある意味、理想論です。
これを読んだお父さんお母さんの中には「そんなことわかっているけれど忙しくていちいち対応できない」「子育てに追われていると余裕がなくてできない」と思われる方もいらっしゃると思います。
現実問題として、私も保育園に行く時間ギリギリにこどもがイヤイヤとなってしまったら半強制的に保育園へ連れて行ったりと、ちゃんとこどものイヤなことを理解してあげるという対応ができないこともあります。
そういうときは、次のことに意識を向けていただけたらと思います。
お父さんお母さんが忙しくてゆっくり対応できないときは、それをそのまま伝えてあげてください。
「お父さんお母さん今忙しいから何がイヤなのかまではわからないけれど、あなたがイヤな気持ちなのはわかっているよ」「今〇〇をしないといけなくて時間がないからゆっくり聞いてあげられないんだ。ごめんね。またあとで聞いてあげるね」などと言ったように、説明をしてあげるだけで大丈夫です。
こどもは大人が思っている以上に察することができる生き物だと思います。「あなたのことは大事だよ」という意識で接してあげれば、その気持はちゃんと伝わるはずです。
子育てしていると大変なことも多いと思いますが、無理に気負うことはせずに、忙しときは忙しいということを、疲れているときは疲れているということをちゃんと伝えてあげましょう。
お父さんお母さんが忙しさや疲れを無理に隠し、その結果家庭内にイライラやストレスが溜まってしまっている環境より、お父さんお母さんが無理せず笑っていられるご家庭のほうが、こどもにとっても親にとっても遥かに良い環境となるでしょう。
まとめ
イヤイヤ期にはこどもなりの理由があります。
こどもの気持ちを理解して、それに合わせて接してあげましょう。
ただし、お父さんお母さんが忙しいときや疲れていて対応する余裕がないときは、無理せず素直にそれを伝えてあげることが大事です。