人の気持ちが「わからない」と「想像できない」は全く違うよ


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こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


「人の気持ちがわからない」と悩んでいる方や、「人の気持はわかる」と思い込んでいる方に向けて書いております。心当たりのある方はぜひご覧ください。

「人の気持ちがわからない」と悩んでいる方もいれば、「人の気持ちはわかるよ」という感覚の方もいると思います。

しかし、それはちょっとした考え方の違い(決めつけているかどうか)だけかもしれません。この記事では、そんなお話をしていきたいと思います。

「人の気持ちがわからない」のは当たり前

「人の気持ちがわからない」と悩んでいる方も多いと思いますが、私から言うとそれは当たり前のことです。

その人の気持ちを周りの人間が確定させることはできませんよね。

ということは自分以外の人の気持なんてわからない(確定できない)のが当然です。

家族であれ恋人であれ親友であれ、本当の気持ちというのは本人以外にはわからないのです。

特に、ギフテッドの方や、想像力の高い方は相手の気持ちの可能性(選択肢)を多く考えつくでしょう。

ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。

そして、考えつく気持ちのどれが該当するのか(確定するのか)わからないと感じることも多いと思います。

それが「人の気持ちがわからない」理由だとしたら何も問題はありません。

繰り返しますが当然のことです。

「人の気持ちがわかる」という人は決めつけているだけ

「でも、世の中には人の気持ちがわかると言っている人はたくさんいるよね?」と思う方もいるでしょう。

あえて言葉を選ばずに表現すると、「人の気持ちがわかる」と言っている人は決めつけているのです。

「相手はこういう気持ちに違いない」「自分は人の気持ちがわかっている」と信じきっているのです。

「いや、親しい人の考えならわかる。確認したことだってある」と言う方もいらっしゃるかもしれないですが、それはあくまで「想像した気持ちが確認したときに当たっていた」というだけです。

毎回確実に相手の気持ちを当てられる人というのは存在しないと考えるほうが自然でしょう。

それを理解したうえで、考え方を少し変えると、自分の中で可能性が一番高いものを相手の気持ちだと決めつけてしまえば、「人の気持ちがわかる」と言っている人と同じ状況にはなれます。

もし周りの人から「もっと人の気持ちを考えて」「人の気持くらいわかるでしょ」と言われて悩んでいる方がいらしたら、意外と自分の中で可能性が一番高いことを相手の気持ちだと仮定して行動することによって、相手側は納得するということもあるかもしれませんね。

ちなみに、もし「私は人の気持ちがわかるし、人の行動に対してイライラしてしまうことがよくある」という方にはこちらの記事【決めつけて不機嫌になる人とは?決めつけるならご機嫌になろう】がオススメです。ぜひご覧ください。

問題があるとしたら「人の気持ちが想像できない」場合

「人の気持ちがわからない」というのは当然です。

もし問題があるとしたら、「人の気持ちが想像できない」場合です。

「多くの選択肢が想像できて、確定ができないから気持ちがわからない」というのは問題ありません。

しかし、「人の気持ちが何一つ想像できないからわからない」という場合は、改善できるなら改善したほうが生きやすくなると思います。

「人の気持ちが想像できない」という方の練習方法

「人の気持ちが想像できない」という方はおそらく「人の気持ちが想像できる」人の理由を想像するのも難しいと思いますので、そこからご説明してみます。

「人の気持ちが想像できる」人というのは一言でいうと自身の経験値から推測しているのです。

自分が経験した気持ちの変化をもとに推測することもあれば、過去に見た作品の中で得た人物描写をもとに推測することもあります。

あるいは、実際に他者の発言した気持ちと状況をもとに推測していることもあるでしょう。

つまり、それらの経験値をためることで多少は改善されるのではないかと私は考えております。

具体的な手法としては下記のようなことが考えられます。

  • 気持ちを聞ける相手に確認する
  • 人の気持ちを描写している物語を見て人の気持ち学ぶ
  • 自分の経験した気持ちの変化に当てはめてみる

気持ち聞ける相手に確認する

家族や親しい人など、直接気持ちを聞ける人がいたら、実際に聞いてみましょう。

聞く前に自分なりに想像して、その答え合わせするように確認してみるのがオススメです。

それを繰り返すことによって経験値がたまり、少なくともその人の気持は想像できるようになってきます。

注意点としては、あくまで聞いた人の気持ちでしかないと理解しておくことです。必ずしも他の方に当てはまることではありません。

複数の人の気持ちを経験値としてためることによって、おそらくこの可能性が高いだろうなということが徐々に予想できるようになってきます。

人の気持ちを描写している物語を見て人の気持ち学ぶ

毎回、誰かに気持ちを確認することはあまり現実的ではないかもしれません。

そういう場合は、物語から学びましょう。

漫画でも本でも映画でもドラマでも、本人が興味を持てるものならなんでもOKです。

これもポイントとしては一つの作品を繰り返すのではなく、数多くの作品を見ることです。

多くの作品を見ることによって、平均的な気持ち(可能性が高い気持ちのパターン)というのを学べるようになります。

自分の経験した気持ちの変化に当てはめてみる

これは、ご自身がどういうタイプの方なのかによって、効果は大きく変わってきます。

大多数の方と似たような感覚や考え方を持っているという場合は、自身の経験した気持ちや状況から推測するだけでも、ある程度の効果は得られると思います。

しかし、少数派な考え方や感じ方を持っているという場合は、自身の気持ちを参考にするのはあまりオススメできません。

その場合大衆向けの作品などから学ぶことをオススメいたします。

まとめ

「人の気持ちがわからない」と「人の気持ちが想像できない」は全く違います。

「人の気持ちがわからない」のは当たり前で、「人の気持ちがわかる」という人は決めつけているからだとも言えます。

問題があるとしたら「人の気持ちが想像できない」場合ですが、そういう場合は経験値をためることによって改善されることもあるでしょう。

「人の気持ちは想像できる(いくつかの可能性は考えられる)が、わからない(確定できない)」という感覚の方は、それが当然だと思いますので、あまり悩んだり気にすることなく楽しく生きていくことをオススメいたします。


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