こどもに勉強を教える必要はない?それよりも大切なこととは


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こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


「こどもには勉強を教えるべき」と思っている方や、「こどもに勉強を教えるのが苦手」というお父さんお母さんはぜひご覧ください。

こどもに勉強を教えることは必要だと思いますか?

私は「こどもに勉強を教えることよりも、勉強の楽しさを伝えることが大切」と考えております。

この記事ではその理由や方法、親のするべきことなどについてお話したいと思います。

こどもは楽しい事なら自ら学んでいく性質を持っている

こどもは自分の興味をのあるもの・好きなものに関しては、勝手に学ぶ習性を持っています。

これは多くの方が経験していることだと思います。

自分の好きなことであれば勉強の意識を持たなくても覚えちゃいますよね。

何百種類もいるポケモンの名前を覚えたり、好きなキャラクターや芸能人の情報を覚えたり、ただ遊んでいるだけで好きなものについて覚えていたという経験があると思います。

勉強に関してもそれと同じで、好きになってしまえば勝手に学んでいきます。

そういう状態になるためにも、楽しさを伝えてあげることが何より大切なことです。

東大生が勉強したいと思った主な理由は「楽しかったから」

出典:現役東大生220人アンケート調査で判明!「両親に勉強しなさいと言われた1日の回数」「東大生が小学生、中学生の時に勉強したいと思った真の理由」|イノベーションシステム株式会社のプレスリリース

上記は現役東大生に「小学生のころあなたはなぜ勉強したいと思ったのですか?」と聞いたアンケートの結果です

これを見ても、やはり勉強の動機は「楽しかったから」というのが1番の理由だというのがわかりますね。

私自身の感覚としても、勉強が得意な人はその教科の楽しさを知っている人だと思っています。

本人はただ「知的好奇心を満たせるのが楽しい」「問題を解決するのが楽しい」という気持ちで遊んでいたら、いつのまにか得意になっていたというパターンは多いと思います。

関連記事:勉強せずに数学で全国模試1位!こどもが得意なその方法とは

親や教師は勉強の楽しさを伝えたらサポートに回るべし

親や教師はこどもに勉強を教えることを求められがちですが、本当にこどもにとって大事なことは勉強の楽しさを伝えてあげることです。

それができたら、あとは勉強ができる環境を用意してあげれば、基本的には放置でも大丈夫です。

そこまでできたら、あとはこどものサポートに回りましょう。

お子さんが自分の力だけではどうにもならない壁にぶつかったときや、助けを求めてきたときに全力でサポートしてあげればそれで十分です。

気をつけるべきことはお子さんの挑戦を邪魔しないことです。

せっかく頑張って挑戦しているときに(こどもが求めていないときに)ヒントや答えを教えてしまうのはせっかくの好奇心や意欲を奪ってしまうことに繋がります。

詳しくはこちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】でもお話していますので、ぜひご覧ください。

こどもに勉強の楽しさを伝える方法

大人相手であれば、口頭で楽しさを説明すれば伝わることもあると思います。

しかし、こども相手の場合、ただ言葉で楽しさを伝えても伝わらないケースというのは珍しくないかなと思います。

そこで、私のおすすめな「こどもに勉強の楽しさを伝える方法」をご紹介しておきたいと思います。

自分が勉強を楽しんでいる姿を見せる

こどもは親のしていることに興味を持ったり真似したがりますよね。

それは勉強も例外ではありません。

親自身が好きな勉強を楽しんでいれば自然とそれに興味を持ちます。

両親に本を読む生活習慣がある家で育ったこどもは読書する割合が高いという調査結果を聞いたことがあるという方もいらっしゃると思います。

お父さんお母さんが楽しそうに本を読んでいたらお子さんも読書に興味を持つのは当然ですよね。

逆に言えば、お父さんお母さんに本を読む習慣が全くないのに、こどもに本を読めと言ったところで難しいということも想像できると思います。

勉強も同じで、親が楽しく勉強している姿を見せれば、こどもも自然と勉強に興味を持つと思います。

興味の持っていないときに、無理矢理やらされても楽しくないし身に付かないというのは多くの方がご経験済みだと思います。

そうならないように、まずは親が勉強を楽しんでいる姿を見せてあげるのがポイントです。

しかし、みんながみんな勉強が得意であったり楽しさを知っているわけではないというのは私も理解しております。

そういう場合は、次の方法が効果的だと思います。

親が興味を持ってこどもと一緒に楽しんでみる

覚えておいていただきたいのは、別に親が勉強を得意である必要はないということです。

もしご両親も勉強が苦手であったり楽しさがわからないのであれば、積極的に興味を持ってこどもと同じ目線で楽しんでみる(一緒に学んでみる)ことから始めればよいのです。

具体的にどうしたら良いのかわからないのであれば、まずはこども向けの教育番組や教育サービスなどをお子さんと一緒に見たり体験してみるのがオススメです。

それこそ最初は勉強系のYouTubeを見るとかでもいいと思います。

小学生のくらいのお子さんであれば、読売KODOMO新聞 のような親子で楽しめる新聞を一緒に読んであげるのも良いと思います。

週1で月額550円(税込)とお財布にも優しいですし、下記サンプルのように大人でも楽しめる内容ですので、お子さんと一緒に楽しむのには向いていると思います。

出典:読売KODOMO新聞

勉強はつまらないというイメージを抱いている方もいらっしゃると思いますが、自分から楽しむ分には勉強も遊びも大差ありません。

遊びの延長として親子で一緒に勉強をすることによって、勉強への苦手意識も付かずに楽しさを知れると思います。

最後に

勉強とは本来楽しいものです。

こどもは勉強に限らず楽しいと認識したものは放っておいても勝手に学んでいきます。

お子さんの可能性を狭めることのないよう、勉強に限らず、いろんなことの楽しさを伝えてあげましょう。

それがお子さんの好奇心を育み、人生を守ることに繋がります。

好奇心がその子の老後を守るという意味はこちらの記事【「賢い子」に育てる究極のコツ(本)を読んだ感想】でご紹介しておりますので、興味のある方はこちらもご覧ください。


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