勉強せずに数学で全国模試1位!こどもが得意なその方法とは


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(2E型ギフテッド・ITエンジニア)

ギフテッド当事者の体験談や考え方を発信しております。
ピアノと育児を楽しむ2児の父です。

こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


この記事では、嫌々勉強せずとも成果を残す方法について解説しています。
お子さんにできること、大人ができること、両方について書いております。
ぜひご覧ください。

勉強せずに数学の全国模試で1位は取れます。こんなことを書くと、「勉強せずにできるわけがない」「一部の天才だけだ」「なにそれ自慢?」「うちのこどもには無理だろう」といった言葉が飛んでくるのが想像できます。

しかし、そんなことはありません。その理由について解説していきます。

全国模試1位は凄くない

まず全国模試1位に関して。検索するとわかると思いますが、自称全国模試1位を取ったことがある(特に1つの科目だけ)という方はいくらでも出てきます。

別にその方達が嘘をついているとは思っていませんが、これからご説明する理由によるものが多いのかなと思っています。

受験生や詳しい方ならご存知だと思いますが、全国模試と言っても複数の大手予備校(河合や駿台など)が1年の間に何度も開催しています。

テストの難易度もバラバラです。簡単なものだと満点が取れるものもあります。

勘の良い方はもうお気付きだと思いますが、満点による同率1位が起こりえるのです。そうすると1度のテストで何人もの1位を生むことになります。

実際に私が昔全国模試で1位を取ったときも、満点による同率1位でした。たしか河合の全国模試で数十人は1位がいた記憶があります。

なので数学の全国模試1位とは数学で日本一になったという訳ではないのです。本当に数学が得意な人はおそらく数学オリンピックとかに出ている人達だと思います。

みなさま騙されないようにお気をつけください。

「どの口が言っているんだ」というツッコミが届きそうですね。

すみません、今回の記事で伝えたいことはこの話ではありません。全国模試1位と言うキーワードを使ったほうが閲覧数が増えるかなといったよこしまな気持ちがありました。こめんなさい。

勉強せずに良い成果を残す方法

勉強せずともある程度の成果を残すことは可能であるということがこの記事の本題(私が伝えたいこと)です。

これも誤解されるだろうなとは思うのですが、この表現をしたのにも理由があります。

おそらくこの言葉に反論したくなる方は、勉強についてネガティブなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

勉強は嫌々やらされてつまらない。おもしろくない。勉強はテストや受験のためにしかたなく我慢してやらないとならない。

そんな気持ちを少しでも持っていたる方に、ぜひ続きを読んでいただきたいです。

私は勉強とは本来楽しいものだと思っています。
しかし、この記事では、勉強 = つまらない・嫌々するものだと思っている方に向けて、勉強という言葉をネガティブなものとして使っております。

ただひたすら遊んでいただけ

私は数学が好きでしたが勉強(ネガティブな気持ちで学ぶことを)したことは一度もありません。少なくとも上に挙げたような気持ちは一度も持ったことがありません。

勉強をせずにどうやって数学の力をつけたのかと聞かれたら、ひたすら遊んでいたと答えます。

わかりやすく理解するために、ゲームで考えてみてください。

毎日何時間も同じゲームをしている子がいたとします。その子を見て、「毎日何時間もゲームの勉強をしているのだね」と思わないですよね。

周りから見たらただ遊んでいるだけに見えるでしょうし、本人としてもゲームの勉強をしている自覚はないと思います。ただゲームが楽しいから遊んでいる。それだけですよね。

私にとっての数学がそれでした。

小さい頃から数学の問題を解くことが楽しかったので、何度もいろいろな問題を解いて遊んでいました。

私も一般的になこども達と同じ様にテレビゲームなどもしていたのですが、ゲームでステージをクリアしたときの達成感と、数学の問題を解いたときの達成感は同じでした。

いや、むしろゲームより数学のほうが難易度が高くクリアするのに時間がかかる問題が多かった分、解いたときの達成感や快感は上回っていたのかなと思います。

運動だってそうですよね。プロスポーツ選手だって最初はただ遊びとして楽しいから夢中になってやっていただけだと思います。

私もただ数学が楽しくて夢中になっていただけなのですが、それが勉強せずに(遊んでいただけで)数学が得意になった理由だと考えています。

これは数学に限ったことではないと思います。どの分野のものでも楽しく遊んでいれば力は身につきます。逆に言えば、つまらないと思うものはどうしても身に付きにくいです。皆さんの過去を振り返ってもきっと心当たりはあるでしょう。

私は、親や学校の先生がすべき一番のことは勉強を教えることではないという考えを持っております。勉強の楽しさを教えることが、一番すべきことだと思います。

それさえできれば、こどもは自ら遊んで学んでいきます。そこまでいければあとはサポートをしてあげる程度で十分だと思います。

では、どうやってこどもに楽しさを教えるか、あるいは大人ならどうやって楽しさを知るのか、それが一番のポイントですね。

こどもに楽しさを教える方法

親が楽しさを理解している分野ならこどもに楽しさを伝えるのも簡単ですよね。ただ、親が楽しさを知らない分野に関しては難しいだろうと感じるかもしれません。

もしお子さんが乳幼児であれば心配しなくて大丈夫です。こちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】で詳しく説明しているのですが、こどもは自ら楽しむ力・学ぶ力を持っています。

お父さんお母さんはこどもに適切な環境や機会を用意してあげたら、あとは余計なことはしないでいれば問題ありません。

もし適切な環境や機会に関して、何をしたら良いのかわからない方はこちらの記事【IQを上げる具体的な方法24選!体験談を交えてお伝えします】もご参考にしてみてください。数学のセンスを上げるのに効果のある遊びをいくつもご紹介しております。


もしお子さんが小学生以降の場合は、もしかしたら勉強(学ぶこと)に関して既にマイナスのイメージを持ってしまっているかもしれませんね。

その場合、まずは親が楽しさを知ることに挑戦して、楽しさを知ることができたらお子さんにその楽しさを教えてあげましょう。

親が勉強嫌い(勉強はつまらないものだと思い込んでいる状態)なのに、こどもに勉強しろと言うことほど不毛なことはありませんからね。

勉強の楽しさを知ることはいくつになってもできます。それに勉強が楽しいと思えると人生にも好影響(生きやすさ)を与えることにもなると思います。

勉強嫌いの方は、これをきっかけに楽しさを知ろうとしてみてはいかがでしょうか。

大人が楽しさを知る方法

勉強が楽しいものだと思えない大人の方は、今まで生きてきた経験が影響しているのだと思います。

視点を変えると、今までの経験から学んで出した結論でもあると思います。

人は、自分で導き出した結論は簡単には変えません。この記事を読んだからと言ってすぐに気持ちは変わらないでしょう。

言葉とは、同じ言葉でも誰が発信しているのかによって影響力が違います。さらに言うなら影響力のある人の言葉でも誰が聞くかによって伝わり方も違います。

あなたの尊敬している人に勉強の楽しさを知っている人がいたら、その人に楽しさを聞くのが一番早いです。

そういった方が身近にいないなら本や動画で勉強の面白さを発信している人の話を聞くのもありだと思います。

本で学んでみたいなら下記書籍がオススメです。

動画で学びたいなら下記YouTubeチャンネルがオススメです。私もよく見ております。

中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY

私が思う数学の楽しさ

参考までに私が思う数学の楽しさについて書いてみます。

まず勘違いしてほしくないのが、数学が好きと言っても計算は嫌いです。特に頭を使わない単純な計算が苦手です。

もちろん計算の楽しさを知る人も世の中にいると思いますが、私が思う数学の楽しさとは計算ではなく、クイズを解く楽しさにあります。

テレビやゲームなどで脳トレ系の問題を見たことがあると思います。あれに挑戦して解けたときって嬉しいですよね。気持ちの種類としてはあれと同じです。

ただ、その嬉しさの度合いが、快感の大きさが、私の場合数学のほうが大きいといった感じです。

これは持論ですが、問題を解くことの快感は癖になります。癖というか中毒性があると思っています。特に難しい問題であればあるほど、解くために苦戦した時間が長ければ長いほど、解いたときの快感は計り知れません。その気持ちよさを知ってしまっているのでときには明け方まで挑戦してしまうことも幾度とありました。

きっと、勉強を苦もなく楽しんでできるという人は似たような感覚を持つ方も多いのではないでしょうか。

もし共感できるという方は、こちらの記事【数学好きなギフテッドにプログラミングがおすすめな理由とは】もオススメです。ぜひご覧ください。

つまり、この問題を解く快感を知ることさえできれば、あとは放っておいても勝手に学んでいく状態になるのだと思います。

問題を解く快感を知るために

ただ、この快感は問題が簡単すぎても物足りないし、難しすぎても得られません。

そこが勉強の楽しさを知ることができずに嫌いになってしまう一番の原因なのではないかなと思います。

ゲームも同じですよね。マリオだって敵がいなくて落ちる穴もないステージが永遠に続いていたら誰だって飽きてしまいます。逆に1面からクリアできないほど難しい難易度だったらそれもまたみんな諦めてしまうでしょう。

大事なのはそのバランスです。少し頑張ればクリアできる問題を用意してあげることがとても重要なのです。

学校教育においても同じで、人によって能力が違うのに同じ問題を与えてしまうから、飽きてしまう人や脱落してしまう人が出てくるのです。

もし、その人ごとに適切な問題を与えてあげることができたら、勉強を好きになる人は一気に増えると思います。

まとめ

嫌々学ぶことをしなくても楽しんでさえいれば力は身に付く。

問題を解く楽しさや快感を得るためには、問題の難易度を上手に設定することが大事。

親が楽しさを知らないのにこどもに楽しさを教えることはできない。勉強嫌いな子に勉強の楽しさを教えたいなら、まずは親が勉強の楽しさを知ることから始めよう。


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