生きづらさを感じている方や、お子さんが生きづらそうと感じるお父さんお母さんはご覧ください。
目次
生きやすい環境は人それぞれ違う
昔見たCMのお話
あるところに成人男性が2人いました。
1人はスーツ姿のサラリーマンでしょうか。電話越しで取引先に何度も平謝りしております。
もう1人は土方作業をしている方です。汗水垂らしながら肉体労働をしております。
その光景を見た両者が、お互いの仕事を大変だなと思いながらコーヒーを飲む。
そんな感じの内容が描かれていたCMがあったと記憶しています。
これがこの記事で伝えたい話の本質で、「生きやすい環境は人それぞれ違う」ということです。
どちらの方の生き方も、人によっては嫌だと思うでしょうし、その逆もまたしかりです。
これは別に大人に限ったことではなく子どもにとっても当てはまることでしょう。
学校が生きやすいという子もいれば、学校に行かないほうが生きやすいという子もいるでしょう。
人それぞれ好みや性格・能力が違うように、生きやすいと感じる環境も人それぞれ違います。
そこに性別や年齢は関係ありません。
人は違う考えを持つ生き物
もしかしたら、人によっては、「そんなことはない、普通はこうだ」とか「こっちのほうが生きやすいに決まっている」という考えを持つ方もいると思いますが、それは少し危険な考え方だなと私は思います。
人は多くの方が思っている以上に違う考えを持つ生き物です。
試しに自分が常識だと思っている考えと真逆の考えを検索してみてください。
きっと真逆の考えを持つ方が見つかると思います。
そのような、自分と反対の考えを持つ方と「生きやすいと感じる環境が同じ」と考えるほうが難しいのではないでしょうか。
関連記事
変わり者が生きやすい環境もある
一般的に、変わり者(平均から離れた特徴を持つ人)と呼ばれる人は生きづらさを感じやすいと言われています。
ギフテッドの傾向を持つ方もその中の1つだと思います。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
その理由は、ご想像の通り世の中の仕組みが表面的には平均的な人を基準に作られているからです。
平均的な人を基準に作られている環境で、平均から離れた特徴を持つ人が生きづらいというのはある意味当然のことだとも思います。
例えるなら、一般的な住環境で120cmくらいの人や200cm超えの人が生活するようなものです。
しかし、「生きやすい環境は人それぞれ違う」という考えがベースにあればその悩みも多少は減るのではないでしょうか。
「自分が生きやすい環境はどこにもない」と考えるのと、「ここは自分にとっては生きやすい環境ではない」と考えるのでは天と地ほどのストレス差があると思います。
今自分がいる環境は変えても良い、探せばきっと生きやすい環境もある。それを知るだけで生きる希望になるという方もいると思います。
意外とそういう状態(生きづらさを感じている状態)になっている人は、自分からそこに気付くのが難しい状況になっているケースというのもあると思います。
もし、心当たりのある方でこの記事を読んでくださっている方がいらしたら、これを機に意識を変えてみてください。
自分の意識を変えて外の世界を見るだけでも気付くことはあると思います。
「自分が生きやすい環境はどこにもない」というのは思い込みで、もしかしたら知らないだけ、探していないだけかもしれません。
中には、変わり者のほうが向いているような環境すらあります。
ちなみに、私が外の世界を知ったきっかけの1つはこちらの記事【[無気力症候群]やる気ない人間が人生を楽しむようになったきっかけ】でもお話しているので興味のある方はご覧ください。
また、もしお子さんが今の環境に合わず辛い思いをしていたら、お父さんお母さんが「今の環境だけが全てではないし、もっと合う環境というのを一緒に探そう」と声をかけてあげましょう。
仮に見つからなかったとしても、一緒に探してくれる味方が自分にはいると感じるだけでも救われることはあると思います。