常識という名の偏見。あなたの常識はわたしの非常識


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こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


「常識」「普通」こういった言葉を多用している方はぜひご覧ください。

突然ですが、この言葉ご存知でしょうか?

常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである

アルベルト・アインシュタイン

かの物理学者アインシュタインが残した言葉で、私も大好きな言葉の1つです。

みなさん、常識や普通という言葉を普段使っていますか?

「それって常識でしょう」「普通はこうするものだよ」「常識のないやつだ」「普通でいたい」

もし、そういった言葉に自覚がありましたら一度この記事を読んでいただけると嬉しいです。

常識とはその人の育った環境によって大きく違う

アインシュタインの言葉を私なりに解釈すると、常識とはその人の育った環境によって大きく違うということです。

常識の多くは教育によるものや周囲の人々、当人の経験などによって形成されていきます。

そしてその常識というのは、当人にとっては当然のことかもしれないですが、相手によっては偏見になる(相手側の常識ではない)こともありえます。

それを理解しているかいないかで、他者への感じ方なども大きく変わってきます。

「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、人は似通った者同士で集まる傾向がありますよね。

それは、言い換えるのであれば、同じ”常識と言う名の偏見“を持った者同士で集まる傾向があるとも言えます。

自分と同じ考えを持つ人と一緒にいる心地良さは誰もが知っているでしょう。

そういった環境に長くいると、その共有している常識はさらに強固なものになっていきます。

さらに、今の時代は機械学習(AI)が発展したこともあり、個人個人の持つ興味・傾向に最適化されたニュースや広告、SNSなどの投稿が表示される仕組みになってきています。

ただでさえ、人は自分に都合の良い情報を無意識に収集します。そして現代は昔以上に当人の常識に合う物事が流れてきます。

芸能人の浮気やゴシップ話が好きな人にはそういったニュースや人達が、他者への悪口が好きな人にはそういう人や批判記事が集まってきます。そのような環境にいると世の中はそういった物で溢れているという感覚になると思いますが、逆に言えば、そういったことに一切興味のない人にはそんな情報はほとんど入ってきません。

インターネットが発達して知識との距離が近くなり、大衆向けのものより個々に最適化されたものが多くなり、常識の分離が起きているのです。

常識や普通というのはあなたにとってのもので、必ずしもみんなに当てはまるものではない。それを自覚しましょう。

常識や普通を他者に求めるということは価値観の押しつけである

常識や普通を他者に求めるということは、価値観の押しつけと同じです。

自分の中で、価値のあることや大切なことを守るのは何も悪いことではありません。

ただし、それが常識や普通(皆も同じだと)と考えて、周りに求めることはあまり素敵なことではないと私は思います。

よくありがちなミスとして思い浮かぶのは、家族や恋人など親しい距離の人との関係においてですね。

距離が近い分、常識が共通していると思い混んでしまい、それを押し付けてしまう。そうやって揉め事に発展してしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。

これは子育て中のご家庭でも起きている問題かもしれないですね。こどもは大人と違って常識や普通というものを持っておりません。それは私からしたらとても良いことだと思うのですが、固執した考えを持っている大人からは理解できない行動、というように見えてしまうこともあると思います。

もし、大人の常識に当てはまらないからと矯正してしまったら、それは子育てをするうえで非常にもったいないことだと思いますので、子育て中のお父さんお母さんにはぜひ気をつけてあげていただきたいですね。

こどもの才能を矯正せずに伸ばす方法はこちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】でご説明しております。お父さんお母さんはぜひご覧ください。

もちろんこれらの考えも私個人のものであって、それが普通だとも常識だとも思っていないです。他者に同じ様になれとも思っていません。

他者の考えを尊重する(常識を押し付けない、自分と違う考えを否定しない)ということを心がけましよう。

平均から離れた人にって、世の中は非常識だらけ

仮に、自分の考えや感覚を常識や普通と捉えてしまったら、性格や能力・考え方などが平均から離れた位置にいる人間からすると、世の中は非常識(自分にとっての普通ではないこと)だらけです。

私自身も、性格や考え方などが平均的な位置から比べるとだいぶ離れた位置に居る自覚があります。そんな自分からしたら普通の感覚なのに、みんなとは違うということは数え切れないほど経験しております。

人は何かと自分を基準にしがちです。自分にとって当たり前なことが普通なことで、そうじゃないことを普通じゃないと考えてしまう人は多いです。

しかし、自分の普通を人に押し付けてしまったら、自分とは違う位置にいる人はみな辛い思いをしてしまいます。

そうならないように、常識や普通というのは人それぞれということを常日頃から意識するようにすると、自分にとっても周りの人にとっても良い効果があるのかなと思います。

まとめ

誰かを見てあなたが自分の常識とは違うと思っているとき、相手からも同じだけ距離を感じているはずです。

自分の中の常識や普通という価値観を押し付けず、相手の常識も尊重してあげたいですね。


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