ゲームやモノづくりが好きなお子さんを持つお父さんお母さんや、Roblox(ロブロックス)について知らない方はぜひご覧ください
みんさんは、Roblox(ロブロックス)というものをご存知でしょうか?
連日投稿していたブログがここ数日止まってしまっていたのですが、その理由はRoblox(ロブロックス)のコンテストに参加していたためです。
おそらく初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はこのロブロックスについてご紹介してみたいと思います。
目次
Roblox(ロブロックス)とは
Roblox(ロブロックス)とは、オンラインゲーミングプラットフォームと呼ばれるもので、ネット環境があればスマホやPCからアクセスして基本無料で遊ぶことができる3Dゲーム広場のようなものです。
メタバースという言葉を聞いたことがある方は、そういうイメージでも良いかなと思います。
百聞は一見にしかずとも言いますので、イメージを掴みたい方はサクッとこちらの動画(約90秒)をご覧下さい。
ロブロックスの歴史
ロブロックス(Roblox)は、2004年に創設者はデヴィッド・バズーキ(David Baszucki)氏とエリック・カッセル(Erik Cassel)氏によって設立されました。
アメリカに本社があり、2006年にPC版がリリースされております。
2010年代後半に人気が急上昇し、2020年7月には月間アクティブユーザーが1億5,000万人を突破しております。
2022年には一日のアクティブユーザーが約5,880万人(月換算で約17.6億)ものユーザーが活動しております。
ちなみに、Robloxという名前ですが、リリース前の段階ではGoBlocks、DynaBlocks、Robloxの3つが候補だったらしいです。
ロブロックスの特徴
ロブロックスには以下のような特徴があります。
- 一般ユーザーが作ったゲームを公開できる
- プログラミングにも対応している
- 作ったアイテムやゲームを販売することができる
一般ユーザーが作ったゲームを公開できる
特徴的なのがユーザーがオリジナルのゲームを作成してロブロックス上に公開することができ、それを他のユーザーに遊んでもらうことができるという点です。
一般人が投稿したゲームを遊べるという特徴から「ゲーム界のYouTube的存在」とも言われております。
また、YouTubeと違うのが、Roblox Studio(ロブロックススタジオ)という無料で使えるロブロックス専用のゲーム制作環境が用意されているというところです。
Roblox Studioでは、そこに用意されているブロックやアイテム、設定項目などをマウスにより操作することによって、プログラミングを使うことなく3Dのゲーム世界を作り上げていくことができます。
簡単なゲームなら小学生でもゲームを作ることが可能です。
プログラミングにも対応している
さらに侮れないのは、複雑な機能や、オリジナルの機能を持たせたいときはプログラミングも可能という点です。
Roblox Studio上ではプログラムを書くこともできるので、Switchやスマホゲームのような本格的なゲームを作ることもできます。
また、ロブロックスはそのプログラミングができるという特徴から教育現場でも利用さることがあります。
近年ではロブロックスを使った専門のこども向けプログラミングスクールが立ち上げられたりもしております。
作ったアイテムやゲームを販売することができる
これも大きな特徴だと思いますが、Roblox内では自分の作ったアイテムやゲームを販売することが可能です。
それによりクリエイターが収益を得ることも可能なシステムになっております。
海外では1つのRobloxゲームで250万円ほど稼いだ16歳の高校生や、10代からRobloxのアイテムを販売し月収1100万円(2021年には累計1億円以上)稼いだという方もいます。
まるでユーチューバーのようですよね。
それもゲーム界のYouTubeと言われる理由の一つでしょう。
出典
- A Greenwich High junior made $17K creating a kids’ computer game. Here’s how he did it.
- 10代からバーチャルアイテムを販売し月収1100万円。ロブロックスのゲーム好きが高収入デザイナーになれたわけ
ゲーム好きなお子さんにはRoblox(ロブロックス)によるゲーム制作がおすすめ
上でも触れましたが、ロブロックスにはゲームを作れる(さらに作ったものを販売することもできる)という特徴があります。
それこそが私がゲーム好きなお子さんにオススメする理由です。
まずはきっかけとして、ロブロックスで遊ぶということでも良いとは思いますが、興味を持ったタイミングでゲーム制作に挑戦するということがオススメです。
最初は、プログラミングができなくても全く構いません。
ゲーム作りを始めて楽しんでいたら、おそらく「あれをしたい、こうしたい」という気持ちが芽生えてくると思います。
そこで、プログラミングを利用しないことには自分の理想が実現できないことに直面します。
そして、どうしても自分のイメージを実現したいと思ったとき、誰に言われるでもなくプログラミングを学び始めるでしょう。
こどもとしては、それは遊びの延長です。しかし、それこそが人が何かを学ぶのに一番効率の良い方法だと思います。
こちらの記事【「賢い子」に育てる究極のコツ(本)を読んだ感想】でも書かれておりますが、こどもの好奇心は、賢い子に育つ重要なポイントと言われております。
そして、プログラミングを学ぶにおいて(プログラミングに限ったことではないですが)目的もなく学ぶよりも、何か作りたいものを目指して試行錯誤するほうが何倍も学習効率が高いです。
「作りたいものを作るために試行錯誤することでとても成長する」これはITエンジニアである私としても、とても実感していることです。 今回のコンテスト(ゲーム制作)は私にとっても初めての挑戦だったのでたくさん苦戦をしましたが、その分その過程で得るものも多くありました。
最後に
これからの時代を生きるうえでプログラミング的思考が身につくということはとても有利に生きられることになると思います。
Robloxでゲーム制作をすることで、お子さんが遊びを通してプログラミング的思考ができるようになり、もしかしたら将来そこで開花した能力で稼ぐことすらもできるかもしれません。
それはとても魅力的なことではないでしょうか。
スマホがあれば無料で遊べますし、制作するのもパソコン1つあればそれ以上お金は必要ありません。
考え方によっては、ある意味とてもコスパの良い教育投資にもなると思います。
もしゲームやモノづくりが好きなお子さんを持つお父さんお母さんがいらしたら、一度お子さんと一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。