この記事は、ピアノを習っている(あるいは検討している)お子さんを持つお父さんお母さんや、ピアノを習い始めて間もない方に向けて書いております。
この記事を書いている日にピアノの先生のコンサートへ行ってきました。
そこで今回はピアノをテーマに、こどもの習い事としてピアノがおすすめな理由や経験者としてもっと早く気付いてておけば良かったなと思うことなどについて書いてみたいと思います。
目次
ギフ太のピアノ歴
まずはさらっと私のピアノ歴をご紹介しておきます。
私は小学校に入ると同時に近所のピアノ教室(個人レッスン)に通い始め、中学校で運動部に入ったことをきっかけに辞めました。
その後、社会人になりバイオリンを初めたこのですが、それを機にもう一度ピアノをしてみたいと思いピアノを再開しました。
詳しくはこちらの記事【私がピアノを始めた理由・辞めた理由・再開した理由】でお話していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
習い事としてのピアノのメリット
ピアノは脳の発達によい
「ピアノが脳に良い」これはかなり昔から言われていることですよね。
もともとはいろんな方の経験値として言われていたことらしいのですが、21世紀になってからは脳科学的にも効果があるということが実証されてきているとのことです。
東大生の約2人に1人がピアノを習っていたという調査結果もあったらしく、ギフテッドの傾向を持つ方にもピアノ経験者は多いと言われています。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
私自身もこちらの記事【IQを上げる具体的な方法24選!体験談を交えてお伝えします】で触れておりますが、ピアノはIQの向上にも効果があるという考えを持っております。
参考文献
認知症のリスクを低下させ、健康的な脳の維持にもよい
これはこどもではなく大人に関することなのですが、「認知症のリスクを低下させ、健康的な脳の維持にもよい」と言われています。
こどもの頃からピアノに親しむことによって一生の趣味になることもありますよね。
また、たとえ途中で辞めてしまったとしても私のように大人になってから再開するケースもあると思います。
それによってお子さんの老後が守られるのであれば、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
参考文献
ピアノを習うにあたり早い内に気付いていたかったこと
経験者として「ピアノを習うにあたり早い内に気付いていたかったこと」というのがいくつかあるのでご紹介してみたいと思います。
上には上がいる
言葉としては「上には上がある」のほうが正しいみたいですが、こちらのほうがニュアンスが伝わると思うのであえて「上には上がいる」と表現してみました。
言い換えるなら、「井の中の蛙大海を知らず」とも言えるかもしれません。
これはピアノに限ったことではないのですが、どんなものも自分よりできる人は存在します。
私はちょっと覚えが良かったのと、自分よりできる人のことを知らなかっただけなのに、自分の実力を過信してしまい、つまらないと飽きてしまった経験があります。
今思うと、当時の私は全然上手く弾けていなかったのですが、そのときの自分は気付くことができませんでした。
その理由は、コンクールなどに一切出たことがなかったうえにプロの演奏を聞く機会もなかったので、単純に上手い人の演奏を知らなかった(聞いたことがなかった)というのが関係しているのかなと思います。
そういう意味で、お子さんに上手な人の演奏を聞かせてあげるのはとても大事なことだろうなと思います。
今はYouTubeでも開けばいくらでも上手な人の演奏が出てきますよね。
もし、ピアノを習っているお子さんを持つお父さんお母さんはがいらしたら、ぜひ上手な人の演奏というのを体感させてあげて欲しいなと思います。
関連記事
ソルフェージュの大切さ
ソルフェージュというと知らない方は何のことだかわからないと思いますが、簡単に言うと楽譜を読む力や音感を鍛える訓練のことです。
音大生とかであれば必修の科目となっているもので、小さい頃からやるとその効果も大きいとされています。
私は残念ながらソルフェージュをやっていなかったのもあり、楽譜を読む力や音感というのは弱いです。
ちゃんとソルフェージュを学んでいる方であれば、知らない曲でも楽譜を見るだけでその曲が頭の中で再現できます。しかし、私はそれがとても苦手です。
ピアノは楽器の特性上、鍵盤を押せば音が出ます。
そのおかげで幸か不幸か楽譜から音が想像が出来なくても、楽譜の音符と鍵盤の位置が連動できていれば曲が最低限は弾けてしまいます。
せっかく小さいういからピアノを習うのであれば、楽譜を見ただけで音楽がわかるようになりたいですよね。
そういう方は私みたいになってしまわないように、ピアノと一緒にソルフェージュも習うことをオススメいたします。(ピアノの先生にご相談すれば、その先生がレッスンしてくれるかあるいはソルフェージュに詳しい方を紹介してくれると思います。)
暗譜の種類がいくつかある
暗譜とは楽譜を覚えて、楽譜を見ずに弾く方法です。
小さい子であれば練習しているだけで勝手に覚えてしまう子が多いので、意識したことがない方も多いと思いますが、暗譜の種類は人によって違うというのを大人になってから知りました。
- 音で覚えるタイプ
- 指先の動きで覚えるタイプ
- 楽譜を映像で覚えるタイプ
他にもあるかもしれないですが、多いのはこのあたりの覚え方ではないでしょうか。
以前ピアノの先生と話したときに、音大生には、1番の音で覚えるタイプが多いのではないかなと仰っていました。
音で覚えるタイプの方でソルフェージュが得意な方であれば、知っている曲というのは楽譜がなくてもある程度は何も見ずにすぐ弾けるみたいなので羨ましいです。
おそらく皆さんがイメージするピアノが上手な方はそういうタイプなのかなと思います。
ちなみに私は元々映像記憶を持っていたのとソルフェージュが苦手なため、楽譜をそのまま映像で覚えるタイプだったのですが、今は映像記憶が弱くなっているので、指の動きをメインで映像は補助的に使って覚えています。
関連記事
電子ピアノと生ピアノの違い
私は小学生の頃ピアノを習っていたとき、電子ピアノを使っていました。
その時点で、上手な方からは程度が知れていると思われるかもしれませんが、実際に大人になるまで生ピアノ(非電子ピアノ)がまともに弾けないことに気付きませんでした。
ピアノ経験のない親御さんからしたら色々な面から電子ピアノのほうが都合が良いと思われるかもしれませんが(その気持はとてもわかりますが)、実際に弾く立場から言うと全く違います。
書道で例えると、筆とペン習字くらい違います。
筆が上手な人であれば、ペン習字も上手ですよね。しかし、ペン習字しかしていない方は筆を上手に使えないと思います。
ピアノもそれと同じで、生ピアノを弾いている方が電子ピアノを上手に弾くことはできますが、電子ピアノしか弾いたことがない人が生ピアノを上手に弾くことはできません。
私はそのことに大人になるまで気付きませんでした。
ちなみに、気付いた今はグランドピアノを購入して毎日楽しんでいます。
電子ピアノをしていた頃にこの楽しさは全く気付けなかったので、せめてお子さんには電子ピアノではなくアップライトピアノ(奥行きのない生ピアノ)を弾かせてあげて欲しいなと思います。
こどもの習い事としてピアノはおすすめ
こどもの習い事としてピアノはとってもオススメです。
趣味は人生を豊かにし、お子さんの老後までも守ります。
プロを目指さなくても得られるものはたくさんあるので、少しでも興味があればぜひ一度は体験していただきたいなと思います。