ピアノを毎日欠かさず楽しんでいる私のピアノを始めた理由や辞めた理由、再開した理由についてご紹介しています。
目次
ピアノを始めた理由
私は小学校に入る前、多くの習い事をしていました。
水泳に体操、くもんに英語など。
しかし、小学校に入ると同時にそれらを全て辞め、ピアノだけを習い始めました。
ピアノ以外はやらされていた習い事だったのですが、ピアノだけは自分からやりたいと言った習い事でした。
それだけ聞くと、「素敵な演奏を聞いたりしてピアノに惹かれるようなことでもあって弾いてみたくなったのかな?」と思うかもしれません。
しかし、実際の動機は非常に生意気で勘違いした考えからくるものでした。
当時の私は映像記憶を持っていたこともあり、物覚えや要領が良く、何をしても簡単であまりおもしろくないという気持ちを抱いていました。
あるとき、どこからかピアノが難しいと言う情報を得た自分は、「それなら楽しめるかもしれない」というなんとも調子に乗った考えを持ち、ピアノをやってみたいと両親に相談したのを覚えています。
関連記事
ピアノを辞めた理由
ピアノを始めた理由はとても調子に乗ったものでしたが、辞めた理由もその勘違いが続いてしまったことが関係しております。
ピアノを始めた当初は確かに今までやっていた習い事よりは難しさも感じ、楽しかったのを覚えています。
その頃は楽しかったがゆえにたくさん練習をしたので、上達もそれなりに早かったと思います。
そのうえ、私が習っていたピアノ教室の先生は、優しい先生だったからかその先生の方針なのか、簡単に○(合格)を出してくれる先生でした。
今思うと、ただ楽譜の音を間違わずに抑えられたというだけの状態(音楽的には0点の状態)なのに合格を出され次の曲に進むので、とんとん拍子に教本が進んでいったのを覚えています。
それにより、私は「なんだこんなものか」と2,3年経った頃には飽きてしまいました。
当時の自分は、コンクールなどに出たこともなく、上手なピアノ演奏を聞く機会もほとんどありませんでした。
ピアノの発表会は1年に1回くらいは出ていたのですが、小さなピアノ教室だったのもあり、私を含め上手な人はいなかったと記憶しております。
今思うとなんでだろうとも思うのですが、先生の演奏すらもほとんど聞いたことがなかったので、本当に上手な人の演奏というのを知りませんでした。
それゆえに、自分が特別うまいという認識はさすがになかったのですが、とりあえず合格点では弾けていると勘違いをしておりました。(今思うと相当下手なのにも関わらずです)
そういった理由か、あるいは別の理由で無気力症候群になってしまったことが影響してか、小学生高学年の頃にはピアノに対してのやる気がほぼゼロになり、中学生になったことを機にピアノを辞めてしまいました。
簡単に言うと「外の世界を知らないこどもが自分はできると勘違いして飽きてしまった」ということですね。
関連記事
ピアノを再開した理由
社会人になってから数年して、家の近所にバイオリン(個人レッスン)の生徒募集をしているという張り紙を見つけました。
もともと、バイオリンに興味があったので、お試しレッスンを受けてみたらとても楽しかったので習い始めました。
そこの先生は某有名音大を卒業している方だったのですが、レッスンを重ねるごとにその方の音楽に対する感覚や向き合い方に衝撃を受けました。
「プロってこんな事まで考えて演奏しているのか」と思うことがたくさんあり、それを知るたびに自分の足りなさを知り、楽しさが増えていきました。
そして、しばらく経ったとき、「あれ、自分ってピアノ全然弾けていなかったのでは?」「ピアノもこのレベルで向き合ったらもっとおもしろいのかも?」と思いました。
それがピアノを再開することなったきっかけです。
これも簡単に言うと「できると勘違いしていた大人が、自分の下手さに気付いて興味を取り戻した」ということですね。
ピアノを再開してみた今は
実はピアノを再開するとき、ジャズピアノに興味があった私は(元々クラシックピアノを習っていたので)先生に相談してみました。
その先生から「まずはクラシックピアノで最低限の基礎を付けてからのほうがいいのでは?」という内容のアドバイスを頂いたので、基礎に自信がなかった私はそうすることにしました。
実際に、ピアノを再開してみると自分の予想を遥かに下回るレベルで自分が弾けていないことに気付きました。(先生が優しく気付かせてくださりました。笑)
自分が弾けるという感覚は捨て、先生には「1からやり直したいので基礎から教えてください」とお願いして、ハノンやブルグミュラー(始めたてのこどもが弾くような練習曲)からやり直しました。
また、元々電子ピアノで習っていた私は、生ピアノ(非電子ピアノ)の良さや楽しさも知り、今ではグランドピアノを買うために引っ越しまでして、毎日ピアノを弾いて楽しんでおります。
弾けると勘違いして飽きてしまっていた頃より、全然弾けていないと思えている今のほうが何倍も楽しいです。
これも簡単に言うと、「自分の足りなさを知り、本当の難しさと楽しさを知ることができた」というお話ですね。
関連記事
最後に
ピアノは習い事として、お子さんにも大人の方にもとてもオススメです。
プロを目指すのでなければ、いつからでも楽しめます。
興味のある方はぜひお試しください。
誰もが今が一番若い日です。やりたいと思ったときにやってみましょう。