この記事は、「嫌なことから逃げる」ということを悪いこと・ダメなことだと思っている方に向けて書いております。
自分の逃げグセに悩んでいる方はぜひご覧ください
「嫌なことから逃げる」ということをダメなことだと思っていませんか?
私は全くそうは思いません。むしろ「嫌なことからはさっさと逃げようよ」という考えを持っています。
私の人生の目標の1つは「嫌なことから逃げ切る」です。死ぬまで嫌なことはせずに楽しく生きてやろうと決めています。
もちろん、それに関しての自分ルールみたいなのはありますので、私が思う逃げるということにおいて大事なことをご紹介したいと思います。
目次
この話における「嫌なこと」とは
まず、この話における「嫌なこと」ですが、それは無理して受け入れると強いストレスがかかるようなことです。
ストレスとは怖いもので、この記事【ストレスに弱くて良かった?弱いのではない、敏感なのだ】でも触れておりますが、ストレスはあらゆる不調の原因となりえます。
その「身体に悪影響を及ぼしてしまうほどのストレス」を感じてしまうくらい嫌なことからは逃げようというのが私の考えです。
簡単に言い換えると、「嫌のこと」とは「強いストレス」のこととも言えますね。
逃げの流儀(逃げるにおいて大事なこと)
もちろん、何でもかんでもただ逃げれば良いとは思っておりません。逃げるにおいて大事なことはあります。
ここが1番重要な部分でもありますが、私なりに心がけていることがありますので、順にご紹介いたします。
何のために逃げるのかを自覚する
まず常に意識しておくべきことがあります。それは「何のために逃げるのかを自覚する」ということです。
上述したように「強いストレス」から逃げるのは、自分を守るためですよね。
それを自覚していれば、逃げるか逃げないかの判断をするにおいて役立ちます。
逃げたあとの結果を想像し、受け入れる
次に、逃げるか逃げないかの判断をするために、その先の想像をすることです。
逃げた場合と、逃げなかった場合、両方を想像して、どちらが自分にとってい良いか(嫌なストレスがかからないか)を考えることが重要です。
そして、逃げることを選択したとしても、その先にある結果を自分が選んだことだと受け入れることです。
自分の選択と結果を受け入れるとは、どういう結果になっても「人のせいにしない」「自分を責めない」ということです。
要はちゃんと責任を持って逃げることを選択するということですね。
人のせいにしない
逃げたことによって、想定外の結果になったとしても「あいつのせいでこうなった」「誰々が原因で逃げるしかなかった」と責任転嫁しないように心がけましょう。なぜならその選択をしたのは自分だからです。
よく目にするケースで、私が良くないと思っているのは、先を考えず何の覚悟もせず逃げておいて、自分の納得がいかない結果になると周りに文句を言うケースです。
私自身、これだけは絶対にしないよう、心に決めております。
自分を責めない
「人のせいにしない」からといって、「自分を責める」ということも違います。
自分で考えて逃げるという選択をした以上、その時点では最善の行動を取っています。
仮に、想定外のことが発生したからといって自分を責める必要はありません。
どうしても気になるのであれば、後悔せず反省をして次に活かしましょう。
逃げるための努力はする
そして、逃げるのが大変な場合や難しい場合、逃げるための努力をしましょう。
簡単だから逃げるのではありません。嫌なこと(強いストレス)から逃げるのです。そうなると当然簡単じゃないこともあります。
それでも、嫌なことであれば逃げるための努力は惜しまないことが大事です。
例を挙げると、「満員電車が嫌だから通勤のない職種を選ぶ。そのために勉強をする。」「家事をしたくないから家政婦さんを雇う。そのためにもっと稼ぐ」というのも嫌なこと(満員電車や家事)から逃げるための努力に当てはまります。
逃げなかったときより自分を満たす
最後に逃げたあとですが、逃げなかった場合の想定より自分を満たしましょう。
そうすることによって、逃げたことを悔いるということがなくなります。
逃げることに抵抗がある方は、これをすることによって自分の行動を納得させるためにも使えるとは思いますが、個人的にはこれを意識することによって確実に人生がプラスに向かうというところがオススメのポイントです。
「嫌なことから逃げる」と「楽な方に逃げる」は違う
逃げ方とは少し違いますが、気を付けるべきポイントというのがあります。
それは、「嫌なことから逃げる」と「楽な方に逃げる」は違うということです。
「楽なことを選ばないと極度にストレスを感じ、身体に悪影響を及ぼしてしまう。」という方は別ですが、基本的には「楽な方へ逃げる」とは「後先考えないその場しのぎの逃げ」だと思います。
もし、しっかり考えた上で「楽な方へ逃げる」のが最善だと結論を出し、それによって生じる結果も受け入れる、というのであれば否定はしません。それでいいと思います。
しかし、その場しのぎの逃げという意味の「楽な方へ逃げる」というのであればオススメはできません。
そういった逃げに心当たりのある方は一度私の逃げ方を真似してみていただきたいです。
きっと逃げたあとのネガティブな気持ちはなくなります。
逃げるは恥だが役に立つ
この記事を書いていてふと「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉を思い出しました。
「逃げ恥」と言われたら、「ああ、ガッキーのドラマね」と思い出す方も多いと思います。
このドラマの原作は漫画なのですが、漫画も面白いのでオススメです。
あ、違います、漫画の紹介が目的でこの話題を出したのではないです。
この「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉、ハンガリーのことわざということをご存知でしょうか?
「無理に立ち向かうよりも、逃げたほうが良い結果になることもある。戦うべき場所を選ぶのが大事」という意味があるらしいです。
私も、「無理に立ち向かって強いストレスを感じるくらいなら、責任持って逃げて、自分の活躍できる場所で楽しく生きる」ほうがいいと思います。
よく言われる意見に対して思うこと
こういう、一般的な意見とは違う考えを発信すると、反論が来ることはわかりますよね。
少し先回りして、逃げることに関してのよくある意見に対しての言葉を書いてみたいと思います。
「甘えるな」という意見
そもそも「甘えるな」とはなんでしょう。「無責任に逃げるな」ということでしょうか。
もし、そうだとしたら私も「無責任に逃げる」ということは反対です。
そして、そうしないように責任を持って逃げることを推奨しております。
ちなみに私は、「甘えるな」という言葉を使う人の多くは、無意識だとは思いますが「自分の気に食わないことをするな」という気持ちのもとに使っているのではないかなと推測しています。
そういった言葉の使い方をしている人のことは意識的に無視していいのではないかなと思います。
「迷惑をかけるな」という意見
逃げたことで人に迷惑をかけるのは良くないですよね。例えば仕事がストレスだから自分勝手に逃げる=音信不通で消えるというのはオススメしません。
ちゃんと、筋を通して逃げる(最低限の連絡はしたうえで辞める)というのは必要なことだと思います。
「逃げグセがつくぞ」という意見
上手な逃げ方であれば逃げグセはありだと思います。
捉え方の問題でもありますが、私はそれを逃げグセではなく経験値と考えます。
たくさん上手に逃げて経験値を溜めて、どんどん逃げ上手になっていきましょう。
「ストレスに弱くなる」という意見
私はストレスに弱いことは悪いことだと思いません。それに関してはこちらの記事【ストレスに弱くて良かった?弱いのではない、敏感なのだ】をご覧ください。
ストレスの耐性は人それぞれです。「ストレスに弱くなる」という理由で無理に逃げずに我慢していたら余計ストレスを感じて本末転倒だと思います。
「人のせいにするようになる」という意見
逃げることで、「人のせいにするようになる」と繋げるのは違うと思います。
人のせいにするようなタイプが、そういう良くない逃げ方を選んでしまうのだと思います。
私が推奨している逃げ方は、人のせいにしない逃げ方です。
「大人なんだから嫌なこともしなければならない」という意見
この「大人なんだから嫌なこともしなければならない」という言葉は私の嫌いな言葉TOP3に入るだろう言葉です。(残り2つは今思い浮かばないので考えておきます)
しなければならないことなんてありません。この言葉に関してはこちらの記事【しなければならない、ということは何一つない。思い込みを捨てよう】で詳しく解説しております。よろしければご覧ください。
まとめ
ストレスを感じるような(身体に不調を与えるような)ことからは積極的に逃げよう。
「嫌なことから逃げる」と「楽な方に逃げる」は違う。
逃げるときは責任を持って、ときにはそのための努力も惜しまず、自分を満たせるように逃げることが大事。