「なにごとも自分基準で考えてしまう」「相手の立場に立って考えることが苦手」という方はぜひご覧ください。
ご両親や先生方から「相手の立場に立って考えようね」と教わったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、その方法や注意点などについては詳しく教わっていない・深く考えたことはないという方も多いと思います。
そこで、私なりのポイントについてお話してみたいと思います。
目次
「相手の立場に立って考える」とは
「相手の立場に立って考える」とは、相手の気持ちや行動の理由を考えるときに、相手の立場になって考えることによって理解を深めるという考え方ですよね。
喧嘩をしたお子さんに対して諭すときに使ったり、ビジネスをするときの方針として使われたりすることもあるかと思います。
人間関係を円滑に進めるためのテクニックといった感じでしょうか。
「相手の立場に立って考える」メリット
「相手の立場に立って考える」メリットには下記のようなものがあると思います。
- 相手の気持ちや行動の理由が想像しやすくなる
- 自分が嫌なことは相手にしないという意識を持てる
相手の気持ちや行動の理由が想像しやすくなる
相手の立場に立って考えることによって、相手の気持ちや行動の理由が想像しやすくなるというメリットがあります。
それにより、ビジネスや仕事をするうえで顧客の望むものを予測できたり、人間関係の悩みを解決する糸口になったりします。
簡単に言うと相手の立場に立って考えることができるようになると生きやすくなります。
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自分が嫌なことは相手にしないという意識を持てる
相手の立場に立って考えることによって、「自分が嫌なことは相手にしない」という意識を持てるというメリットもあります。
それは人に優しくなれるというメリットでもありますが、同時に注意点もあります。
気をつけるべき点は、「自分が嫌でないことは相手にしても構わない」と思わないことです。
「自分がされたらどう思う?」だけでは足りない
よくお子さんに対して、「自分がされたらどう思う?嫌だよね?」と言い聞かせるお父さんお母さんがいらっしゃいますよね。
それは、相手の気持を想像させるという意味では悪い方法ではないと思いますが、表現の仕方やお子さんの受け取り方によっては、「自分が嫌じゃないことなら相手にしても大丈夫」という認識になってしまう可能性もゼロではありません。
当然ですが、嫌なこと・気になることというのは人それぞれ違います。
相手の立場に立って考えるには相手のことを知る必要がある
では、どうすれば良いのかということですが、それは「自分だったらどうだろう」ではなく「相手はどう感じているのだろう」と想像させることです。
そして、相手がどう感じているのか想像するためには、相手を知ることが必要です。
相手の性格や生きる上で大事にしていることなどが理解できれば、相手がどう感じているかを想像することもしやすくなります。
何も相手の情報がなければ、自分だったらどうだろうと考えることも選択肢としてはありだと思いますが、まずは相手のことを知ることが大事です。
その上で相手の立場に立って考える(相手だったらどうだろうと考える)だけでも、それをしない場合と比べたら物事がうまくいく確率が上がると思います。
まとめ
相手の立場に立って考えるには「自分だったらどうだろう」ではなく「相手はどう感じているのだろう」と考えることが大事。
そのためには、人それぞれ違うということを理解し、相手のことを知ることが必要。