ストレスに弱くて良かった?弱いのではない、敏感なのだ


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ギフ太

(2E型ギフテッド・ITエンジニア)

ギフテッド当事者の体験談や考え方を発信しております。
ピアノと育児を楽しむ2児の父です。

こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


ストレスに弱いと悩んでいる方、ストレスは感じないほうがいいと思っている方、そんな方々に読んでいただきたい内容となっております。

ストレス感じていますか?

この記事を読みに来ていただいた方の中にはストレスに弱い自覚を持っている方が多いのかなと思います。

あるいは、タイトルを見て「なにそれ、ストレスに弱いなんて甘えているだけでしょ」という気持ちでやってきた方もいらっしゃるかもしれませんね。

この記事ではどちらのタイプの人にも読んでいただきたい内容となっております。よろしければ続きをご覧ください。

ストレスと言っても使う人によってその言葉の意味や範囲は微妙に変わってくると思います。
適度なストレスは良い効果もあるという話もありますが、そういった場合ストレスを快ストレス(運動の負荷等)・不快ストレス(嫌なこと等)と区分けすることがあります。それに合わせると、この記事ではストレス=不快ストレスという意味で使用しております。

ストレスに無自覚・鈍感な人が多い

あくまで私調べというか、経験としてのお話ですが、ストレスに無自覚・鈍感な方は多いと感じています。

もちろん絶対的な基準があるものではないので、「それってあなたの感想ですよね?」と聞かれたら迷わず「そうですね」と答えます。

ストレスが溜まるとどうなるのか

みなさんはストレスが溜まるとどうなるという認識をお持ちでしょうか。

私はストレスは体に様々な悪影響を及ぼすと考えています。

と言いますか、風邪(ウイルス・細菌感染)や怪我以外の不調はほとんどが肉体的・精神的問わずストレスと生活習慣が原因だと思っています。

さらに生活習慣の乱れも元をたどるとストレスが強く影響していると思っているので、ストレスを除くことが体の不調を取り除く大きな鍵だという認識です。

ちなみに、私は過去にストレスの影響で無気力症候群になったことがあります。その時の話はこちら【ギフテッド当事者が語る授業の辛さ!私が無気力症候群になった理由

ストレスに無自覚・鈍感とは

では、ストレスに無自覚・鈍感とはどういうことでしょうか?

「本人が感じていないと思うなら、それは感じていないのでは?」という意見もあると思いますが、私は少し違う考えを持っています。

まず、無自覚なパターンについですが、これはストレスが溜まると体や心の不調が起きるということに対しての無自覚ですね。

先ほど述べた、ストレスが溜まると起きる悪影響を認識していないため、体や心の不調は感じているのにストレスが原因だという自覚がないのです。

次に、鈍感パターンです。ストレスを感じてはいるものの、これくらいなら問題ない。みんなストレスくらい感じているだろうと気にしていない。そういったパターンです。

このストレスに無自覚・鈍感となっている人というのは、私の感覚で判断すると大半の日本人が当てはまっています。

逆に言えば、それ以外の一部の人たちはストレスに敏感(ストレスに悩んでいる・ストレスの危険性を理解している)という認識です。

敏感ゆえにストレスへ意識が強く向いているため、自分がストレスに弱いという自己認識を持っていることが多いのだと思います。

本当の意味でストレスに弱い人・強い人

そして、私が思う本当の意味でストレスに弱い人と言うのは、ストレス耐性が低い人ではなくストレスをそのまま受け入れてしまうという人だと考えています。

ゲームに例えると、ストレスに弱い人というのは、相手の攻撃を弱める手段を知らず、避けることもできずそのまま全部受けてしまう。逃げるという選択肢も選べないタイプの人だと思います。

逆にストレスに強い人というのは、素早さが高く相手の攻撃を避けることができたり、魔法によって相手の攻撃の威力を弱めることができる人です。倒せない相手のときには逃げるというコマンドも使えるでしょう。

どちらもストレスの強さが同じでもダメージが違うのは、単純な体力・防御力の差(ストレス耐性の差)というのもあるでしょうが、それ以上に相手の攻撃(ストレス)に対応する手段の差が大きいのではないかと思っています。

本当の意味でストレスが強い人というは、ストレス耐性が強いことでも、ましてやストレスに無自覚・鈍感ということでもなく、自分なりのストレス対処法を確立していて、どんなストレスという攻撃が届いてもダメージを受けない手段を常に用意している人だと私は思います。

ストレスが溜まっている状態は緊急事態

少し話は逸れますが、ここで私の好きなストレスに関する話を一つ。

とある部族のお話なのですが、その村には電気が通っておりません。唯一あるのは村に一つだけの大きな蓄電池(バッテリー)です。

村長が言うには、この蓄電池は普段は使わずにある緊急事態のときにだけ使うとのことです。

話の流れ的にお察しだと思いますが、その緊急事態というのが村人達のストレスが溜まったとき。なのです。

村人達のストレスが溜まったときにだけバッテリーを使い、パーティーをしてストレス発散をするそうです。

私はこの話にこそ本質というか、ストレスに対する答えがある気がしてならないのです。

この部族の方達は本能的にストレスがいかに危険なものなのかをわかっているのだと思っています。

敏感だからこそ避けることができる

緊急事態と捉える人達もいるこのストレス。避けられるものなら避けたいですよね。

私はストレスに非常に敏感です。ストレス耐性も低いのでちょっと嫌なことがあるとすぐ肌が荒れますし、眠くもなります。

ただ、そのことを自覚しているので徹底的にストレスを避けて生きてます。そのおかげで体調の不調もなくストレスフリーに楽しく生きることができています。

どうして徹底的に避けることができるのか、それはそのために行動しているというのもありますが、それに加えてストレスに敏感だからというのも大きな理由だと思っています。ストレスの気配にいち早く気付き、あるときは逃げてあるときは消化し、全力でストレスという攻撃を避けております。

もしストレスに無自覚・鈍感だったら本人の知らぬ間に体調を崩してしまうこともあると思います。慢性的な疾患や心当たりのない病気になったという方の中にはこういったパターンの人も多くいると私は考えております。

ストレスに弱いという自覚をお持ちの方は、ストレスにすぐ気付けるということだと思います。ストレスに気付くことさえできれば、あとは本人の行動でいかようにもできます。

「その行動が難しいんだよ」という意見もあると思いますので、行動する方法についてはまた後日私の意見を書いてみたいと思います。

まとめ

ストレスに弱いという自覚がある方は、ストレスに気付きやすいということです。

それは、ストレスに無自覚・鈍感な方々と比べて、ストレスを避けることにおいてとても有利なことです。

「ストレスに無自覚ということはダメージも感じていないのだからそっちのほうがいいでしょ」と言いたい方もいるかもしれませんが、そんなことありません。

本人が気付いていないだけで、体への負担がかかっているということは十二分に考えられます。

ストレスを避けることができれば確実に人生が今より楽しくなります。ストレスに気付けるということは、自分次第でいくらでも健康的に楽しい人生を歩むことができるということでもあります。

せっかくの利点、うまく使って生きたいですね。


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