これからの時代を生きるなら、「記憶力」より「検索力」が大事だよってお話です。 「記憶力」に自信がないという方はぜひご覧ください。
「記憶力がない」と悩んでいる方。ご安心ください。
昔と比べ、今は「記憶力」の必要性が薄れ「検索力」というものが重要な時代になっています。
「記憶力がない」と悩んでいる人も「記憶力を上げたい」という人もぜひご覧ください。
目次
記憶力に価値のある時代は終わった
理解している方には何を当たり前なことをと言われてしまうかもしれませんが、まだ気付いていない方のためにこの話から始めたいと思います。
昔は記憶力が高いことに価値があった
昔は記憶力が高いということに価値がありました。
それはどうしてか。
昔は、ある程度の知識を得るためには本を読み勉強をして、それらを覚える必要がありました。
知識を得るためのハードルが今より高かったことで、知識を持っている人が今と比べると少なかったのです。
そのためか、物事を知っているだけでも少なからず評価を得ることができました。
また、記憶力が高いと学校のテストなどで高得点を取りやすいという理由から、記憶力が高いのは良いことだと考えられていたかもしれません。
しかし、本来学びというのはただ記憶することではなく、その知識を活かせるように理解するということです。
そこを忘れて、テストで高得点を取るのに有利な記憶力に価値を感じるというのは少しズレていると私は思います。
インターネットが世界を変えた
皆さんもご存知の通り、インターネットが生まれてからの世界の発展は凄まじいですよね。
それまでは、知識を得ようと思ったら書籍から学ぶか学校へ行くか、あるいは知識人のもとに通って直接教えを乞う必要がありました。
しかし、インターネットで世界中の情報が繋がったことにより、情報までの距離が一気に近くなりました。
パソコン1台あれば本人のやる気次第で世界中のあらゆる情報にアクセスすることができるようになりました。
そして、スマートフォンが生まれたことによりその距離はさらに縮まります。
スマートフォンは賢い電話ではなく、電話付きの小さなパソコンです。
そうなってくるとただの知識・情報というのは、頭の中にあるか手元のスマホにあるかの違いです。
これからの時代は記憶力より検索力
記憶力を売りにしていた人には残念ですが、インターネット・スマートフォンが生まれたことにより、記憶力の価値というのは格段に下がっています。
スマホが手元にある今の時代、情報というものにはいくらでもアクセスができます。
ただ、その分情報に溢れてしまっているというのも現実です。
書籍や学校などから情報を得ていた時代は、ある程度の質は担保されていました。
しかし、インターネットにある情報の精度・質はピンキリです。
そうなると、正しい情報を得るということや欲しい情報が見つけられることが重要になってきます。
そこで大事なのが、検索力です。
検索力とは
ここで私の言う「検索力」とはただの検索テクニックだけではありません。
もちろん、検索テクニックは大事です。というよりも前提条件として身に付けるべき力です。
もし検索テクニックには絶対の自信があると言い切れないのであれば、こちらの記事【検索力で悩み解決!プログラマー厳選のGoogle検索方法】をお読みください。
上の記事でご紹介している検索方法を身に付けていると、多くの情報にアクセスすることができます。
そのうえで必要なのが、情報の精査(正しい情報かどうかを見極めること)です。
過去に2ch創設者のひろゆき氏は「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」と発言しております。
言い得て妙とはまさにこのこと。これは非常に本質をついているなと私は思います。
検索をするうえで、詐欺サイトなどを避けるというのは誰もが思いつくポイントだと思います。
しかし、それだけでなく相手の都合だけで書かれた情報かどうか、正しい情報か、そこに根拠はあるのかなどを判断する力も必要だと思います。
ものごとの仕組みを知り、正しい情報、本当に欲しい情報を手に入れる力、それが本当の検索力だと私は考えます。
インターネット上には根拠や証拠のない情報が溢れている
2ちゃんねるや匿名掲示板ほどと言うつもりもありませんが、インターネット上にある多くのサイトにも根拠やデータのない情報というものが多く含まれております。
例えば、当ブログでは基本的にデータや根拠がある場合は引用や説明をしておりますが、逆に言えばそういった記載がないことに関しては個人的見解や感想を記述しております。
もちろん、私に関しては自分の体験や考え方が、悩んでいる人の悩みを解決するきっかけになれたら嬉しいなというコンセプトのもと書いているので、それで構わないとも考えています。
ただ、世の中にあるサイトには、あたかも正しい情報のように個人的な見解や感想、あるいは発信者にとって都合の良い情報を書いてあるサイトも多々あります。
少しサイト制作者側の立場で裏事情をお話してみましょう。
みなさんが何かを調べたとき、商品やサービスの比較サイトが出てくることがあると思います。〇〇ランキングとか、おすすめ〇〇一覧、などですね。
サイトのデザインが綺麗なだけで、どこかの公式(会社など)が情報を集めアンケートを取り、それらをまとめてわかりやすく解説してくれていると感じたことはないでしょうか。
語弊を恐れずに申し上げると、それらのほとんどはサイト制作者の都合でランキングが作られています。
ランキングでご紹介されている商品・サービスを見たユーザーがそのページを経由して購入・契約することによって、サイト運営者に広告料が入る仕組みです。
あるいはランキング1位や上位にある商品・サービスのオーナーがそのサイトを作っているケースすらあります。
結構前に芸能人のステマ(ステルスマーケティング)というのが話題になり非難されていましたが、その遥か昔から、今現在もそういったサイトは数多く存在しているのです。
そういったサイトの情報を鵜呑みにせず、どうしてその情報がそこに書かれているかを考えるだけでも本当に欲しい情報に近づくことができるようになるのではないかと思います。
検索力を身に付けた上で必要な力とは
検索力は大事です。これからの時代、記憶力よりも重要度は高いと思います。
しかし、検索力が身に付いたとしてもそれだけでは百科事典を常に持ち歩いているのと大差ありません。
重要なのは、何を知っているかではなく、何を知っていてそれをどう使えるかです。
せっかくの知識も活かせなければ意味がありません。ただ脳みその容量を消費するだけで何の役にも立ちません。
そうならないよう、検索力を高めたうえで、得た知識を活かせるように考え行動しましょう。
知識の活かし方についてはまた後日に詳細な記事を書きたいと思いますが、ポイントとしては、知識を実際に利用して様々な体験をすることです。
実際に体験することで、ただの情報ではなく自分の力(経験値)となります。
まとめ
昔は記憶力に価値があったが、インターネット・スマートフォンが生まれたことにより検索力のほうが必要な時代になった。
検索力とは、情報の真偽を判断して正しい情報・本当に欲しい情報を手に入れるための力。
検索力を身に付けたうえで重要なのは、得た知識をどう利用するか。