SNSを利用していて「炎上」が怖い、「炎上」してしまったら嫌だなと不安を抱えている方はご参考にしていただければと思います。
ツイッターやインスタ、YouTubeなどのSNSをしていると炎上を目にすることがあるかと思います。
また、SNSの炎上に怯える人(炎上してしまわないかと気にしてしまう投稿者・運営者)、SNSの炎上に踊らされる人(炎上に便乗して拡散したり、それが世間の声だと信じている人)が多くいると思います。
そこで、そうなってしまう理由と、そんな必要はないよという理由をご解説していきたいと思います。
また、SNSでつい他人と比べてしまうという悩みを抱えている方はこちらの記事【他人と比べてしまうのをやめる方法】もご参考ください。
目次
SNSの炎上とは
そもそも炎上とは何でしょうか。
SNSでの炎上とは、個人や企業アカウントの言動に対して非難や批判が殺到して拡散されてしまうことです。
炎が燃え広がっていくように非難や批判が拡散されて広がっていく様子から炎上と言われております。
SNSの炎上に怯える人
SNSで情報を発信している人の中には炎上をしてしまわないか不安になっている方、気にしている方がいらっしゃると思います。
特に企業SNSを運営している方やインフルエンサーとして活動している人の中には気にしている方が多いのではないでしょうか。
では、どうして炎上を気にしているのでしょうか。
気にしている理由としては下記のようなことがあると思います。
- 辛い思いをしたくない
- イメージが悪くなる
- ファン(フォロワー)が減ってしまう
- 売り上げが落ちてしまう
はたして、これらは本当に気にすべきことなのでしょうか。後述します。
SNSの炎上に踊らされる人
SNSの炎上を見た人の中には、炎上に便乗してその情報を拡散したり、それが世間の声だと感じたり、批判的意見が多数派だと思い込んでいる人もいるかと思います。
では、どうしてそういう行動をしているのでしょうか。
便乗をして拡散してしまう人の中には正しいことをしていると、正義感を持っている方もいるかもしれません。
炎上コメントを見て何の根拠もなく信じてしまう人は、自分の見ているものが皆が見ているものだという思い込みのもと、皆が騒いでいるからそうなんど信じてしまっているのかもしれません。
そう言った人のことを私はSNSの炎上に踊らされている人々として見ております。
現在のSNSは多くが個々人に最適化されています。 最適化されているとは、プログラムによってその人の興味のある内容が過去の行動履歴をもとに各々に向けて表示されているということです。 SNSだけでなくGoogleやYahooですらその設定によっては同じキーワードで検索していても検索結果が違うというケースが存在します。 ネットを使う上で、自分が見ているものは皆も同じように見ているという考え・思い込みは持たないように気をつけましょう。
SNSの炎上を気にしなくていい理由
私はSNSの炎上に対して気にしなくていいと考えていますが、その根拠として下記のような理由があります。
炎上を起こしている人たちはネット人口の0.47%にすぎない
メンタリストのDaiGoさんによると
ネット炎上を起こしている人たちはネットユーザーの中のわずか0.47%だということが分かっています。
とのことです。
炎上と呼ぶからには少なくとも何十人もの批判的な意見が殺到しているのだと思います。
確かにその状態だけを見たとき、特に個人に対する批判の場合には、何の事前知識も無かったら驚いてしまうという気持ちも理解はできます。
しかし、何十人、何百人、何千人と批判的な意見があったところで、その人口比率はたったの0.47%なのです。
0.47%とは、100人中0.47人ということです。四捨五入したら0人になってしまうくらいの少なさです。
正確に考えたとしても10,000万人に47人の割合です。
炎上の悪影響は思っているほど大きくない
上の数字を理解したらわかると思いますが、炎上で騒いでいる人はごく少数です。
逆に言えば、残りの99.53%の人々は炎上を起こしていない人々なのです。
10,000万人のうち9,953人は騒いでおらず、47人たちが騒いでいるのです。
はたしてどれだけの悪影響があるのでしょうか。
もちろんSNS上の仕様上、SNSによっては炎上したコメントが目に入りやすいというケースがあります。
0.47%の人たちの声が99.53%の人たちに悪影響を及ぼすことを懸念しているという意見はわかります。
しかし、それについても数値的に実際の悪影響度合いを理解している人がどれだけいるでしょうか。
批判的コメントが大量に載っている炎上の様子を見て、根拠なく怖がっているだけではないでしょうか。
それを踏まえて、先ほど炎上に怯える人が気にしている理由として挙げたことに対して私の考えを見ていきましょう。
辛い思いをしたくない
99.53%は騒いでいないのに、0.43%の人が騒いでいることに対して辛い思いをする必要があるのでしょうか。
この世界に100%の人間(世界中の全員)に受け入れられる人(批判的意見が持たれない人)なんて1人も存在しません。
有名人の中であなたが1番批判的意見が少ないと思う人ですら、探してみたらまず間違いなく批判が見つかると思います。
もし見つからないという場合はいな批判がないのではなく、知名度が足りないだけです。
逆に言えば批判的意見が届くようになったら、ある程度の知名度を獲得できているということです。
そのうえで、0.47%の炎上コメントで辛い思いをする必要なんてないと思いませんか?
もしそれでも気になるのであれば、おそらく炎上以外にもいろいろと気になってしまう性格なのだと思いますので、また別の考え方をご紹介できればと思います。
イメージが悪くなる
イメージが悪くなるということに関してですが、これに関してはSNSの炎上を見て無根拠に信じてしまう人がいる以上、一定層悪いイメージを持つという人はでてきてしまうでしょう。
しかし、無根拠に信じてしまう人からのイメージが悪くなったところで本当の意味で悪影響があるのでしょうか。
ファン(フォロワー)が減ってしまう
これもイメージが悪くなったことによってファンが離れていくという現象ですよね。
上述したように、そういうタイプのファン(炎上したからと言ってそれだけで離れてしまうような人)が離れたところで悪影響があるのでしょうか。
売り上げが落ちてしまう
おそらく、イメージが悪くなることやファンが離れていくことを懸念している本当の理由がここに繋がっていると思います。
これに関しても上で申し上げたように、炎上で離れていくような人たちは、元々売り上げに貢献していない人が多いと思います。
メンタリストのDaiGoさんも下記のような意見を述べておりましたね。
意外と売上には影響もない!
もし、炎上で売り上げがこれだけ落ちるというデータがありましたら教えていただきたいです。
私が軽く調べた限りは見つかりませんでした。
炎上にもメリットはある
むしろ炎上マーケティングという言葉があるように炎上により知名度が増え、結果的に売り上げが上がったというケースすらあります。
炎上により知名度が増えるという側面は確実にあります。
賢い方はその特性を理解した上で、あえて炎上を狙いにいく人もいます。
それを炎上マーケティングといって、ビジネスとし請け負っている人すらいるのが現状です。
思い込みによる炎上のリスクというのが気にならなくて、後述する注意点を守れるのであれば意図的に炎上を狙いにいくのもありだと私は思います。
なんなら、わたし自身も炎上は歓迎です。
「この記事がおかしい。間違っている!」と思う方や、「なんか気に食わない。ムカつく」と言った方でも、どんな理由でも構いませんので、ガンガン薪を焚べて炎上させていただければなと思います。
ツイッターでこの記事を引用して炎上させてくれたら私もリツイートしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
炎上お待ちしております!笑
SNSの炎上を気にするより気にしたほうがいいこと
私は、SNSの炎上を気にするよりも、気にすべきことがあると考えております。
それは、自分が悪い・間違っていると思う内容は投稿せずに、仮に非難されても構わないと思うことを投稿するということです。
炎上には良い炎上と悪い炎上がある
SNSの炎上には「良い炎上」と「悪い炎上」があると思います。
「良い炎上」とは問題がない炎上です。問題がなければデメリットもないですよね。そのうえで炎上のメリットである知名度・アクセス数の増加という恩恵が得られます。
「悪い炎上」とは問題のある炎上です。本当の意味で非難されるべき、叩かれるべき内容を投稿されたことにより非難や批判が殺到する炎上です。
みなさんは、炎上というニュースを見たときに、「そんなに騒ぐほどのことなのかな?」と感じたことはありませんか。
「自分はそこまで悪いとは思わないけれど、これだけ騒がれているということは悪いことなんだ」と思ったことはありませんか?
もしあなたが、炎上コメントを書いた経験がない方であれば、99.53%側の人だと思います。
そのあなたの感覚は99.53%に該当する他の方と似たような感覚かもしれませんよね。
そう考えると、ほとんどの炎上がごく一部の人達が本当に悪いことでもないのにただ騒いでいるだけに感じてこないでしょうか。
大事なのは、「悪い炎上」を起こさないように、常日頃からまっとうな道を歩むということです。
仮に道を踏み外したとしても、それを反省して、悪びれずに投稿するようなことをしなければ「悪い炎上」は起きないと私は思います。
「悪い炎上」でなければ、仮に炎上したとしても、ファンの方に向けてちゃんと説明さえすれば、イメージをそこなったり、離れてしまうということも少なくなると思います。
その説明を無視して離れてしまう人は最初から本当のファンではないので気にする必要もないと思います。
まとめ
SNSの炎上を起こしている人たちはネットユーザーの0.47%にすぎません。
SNSの炎上には「良い炎上」と「悪い炎上」があります。
気を付けるべきことは「炎上より日常の生き方」です。
必要以上にSNSの炎上に怯えず・踊らされず、SNSを楽しみましょう。