「ギフテッド 勉強できない 」とはどういうことか


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ギフテッド当事者の体験談や考え方を発信しております。
ピアノと育児を楽しむ2児の父です。

こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


ギフテッドは勉強できないのかどうかについて、当事者のわたしが考えることの理由やその対策についてご説明いたします。

Googleの検索候補に「ギフテッド 勉強できない」というのがありました。

これは、一定数その言葉で調べている方がいるということです。

そこで、この記事ではギフテッドと勉強の関係について当事者の目線で考えていきたいと思います。

ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。

結論

さっそくですが、結論から申し上げたいと思います。

ただその前に、この話をするにおいて「ギフテッド 勉強できない」と検索している方の勉強とは何を指すのかを仮定しておく必要があります。

おそらく、今回のケースでいう勉強とは「学校での勉強」のことですよね。

その前提のもとに結論をお答えすると「学校の勉強もできるギフテッドもいれば、学校の勉強はできないギフテッドもいる」となってしまいます。

身も蓋もない回答でごめんなさい。

ただ、それだけじゃ納得できない方もいらっしゃると思いますので、その理由についてご説明していきたいと思います。

その理由とは

ギフテッドとは特定の分野において突出した能力を持つ人のことを指します。

一般的に考えられている、学習能力が非常に優れたパターンのギフテッド以外にも芸術や運動の能力が非常に秀でているパターンのギフテッドもいます。

彼らの多くに共通する点としては、本人の興味がある分野においては優れた成績を残すが、その反面興味の持てないことに関しては学ぶ気が湧かない。といったことがあります。

あるいは、ギフテッドの中には思春期の頃になると自分の能力を隠したりする子もいます。これは人間関係を大事にする女の子によくあるケースみたいですね。

ギフテッドの多くは、要領が良く記憶力や思考力が高い傾向にあるので、興味のある分野は身につきやすいです。

そのため、ギフテッドなのに学びたいことがうまく身に付かない(平均的な時間を費やしても平均的な成績を残せない)というケースは非常に稀だと思います。

しかし、周囲から見て勉強ができない(本人が興味を持てない分野の点数・成績が悪い)ということは少なくないと思います。

なので、本質的には「ギフテッドは本人の興味があれば勉強はできる」と言い換えることもできるかもしれません。

ギフ太(ギフテッド当事者)の体験談

私自身も高校の頃に、日本史か世界史かだかで5段階評定の1という一番下の成績を取ったことがあります。

当時は歴史の楽しさを知らず、全く歴史に興味が持てなかったので授業やテストをサボっていたら1になってしまいました。当然ですよね。笑

これも外から見たら(理由を知らなければ)勉強ができないと見えたでしょう。

しかし、もしその当時から今の私みたいに歴史の楽しさを知っていたら授業も出てテストも受け、全く違う成績になっていたかもしれませんよね。

お子さんが「勉強できない」と思ったとき

もしあなたがお父さんお母さんで、お子さんが「勉強できない」と考えているのであればこちらもご覧ください。

「こどもがギフテッドなのに勉強ができない」と思った場合

もし、この記事を読んでくださっているお父さんお母さんの中で、「こどもがギフテッドなのに勉強ができない」と思った方がいたらご安心ください。

ギフテッドの子が勉強できない(ように見える)理由は、本人がその分野に興味が持てていないだけです。

私個人としては本人の自由にさせてあげたらいいという考えを持っていますが、何かしらの理由でお子さんが勉強をできるようにさせてあげたいと思う親御さんもいらっしゃるかもしれません。

そういうときは、勉強を教えるのではなくその分野の楽しさ、面白さを教えてあげて、お子さんが興味を持てるようにしてあげれば十分です。それだけであとは勝手にこどもは楽しみながら学んでいくようになるでしょう。

それがギフテッドと言われるこどもの特徴でもあると私は思います。

詳しくはこちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】でご解説していますので、よろしければご覧ください。

「もしかしたらギフテッドかもしれないが、勉強できないから違うかな」と思った場合

お子さんに対し「もしかしたらギフテッドかもしれないが、勉強できないから違うかな」と考えているお父さんお母さんがいらしたら、その考えもちょっとお待ちください。

上述したとおりギフテッドかどうかと学校の勉強ができるどうかは関係ありません。

仮に、親御さんや周囲の人間から勉強ができないように見えたとしても、それは「お子さんの興味が向いていない」ということの可能性が高いと思っています。

もし本当にお子さんが勉強ができないかどうか確かめたいときは、その分野に対して興味をもっているかどうか、学びたいと思っているかを確認してみてください。

お子さんがその分野に興味を持っていて学ぼうとしているのにも関わらず成果があまり出ていないというのであればギフテッドとしての可能性は低いかもしれません、

ただ、単純に興味がないというだけであれば、勉強ができないと思う必要はないと思います。むしろ興味のある分野は十分に秀でいているのであればギフテッドの可能性は考えられると思います。

まとめ

ギフテッドだからということと、勉強ができる・できないということは直接関係ない。

ギフテッドは興味のある分野に対する学習能力が高い。

こどもが「勉強できない」と思ったときは、その分野に興味を持っているかどうかを見てあげましょう。

ちなみに、個人的には、こちらの記事【こどもに勉強を教える必要はない?それよりも大切なこととは】でも書いておりますが、「こどもに勉強を教える必要はない」という考えを持っています。


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