この記事では、お子さんが発達障害かもしれないと悩んでいる方、ギフテッドについて知りたいという方にオススメの本をご紹介いたします。 無料で読む方法についてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
「もしかしたらこどもが発達障害かもしれない」そう不安になっているお父さんお母さんがいらっしゃったらぜひ読んでいただきたい本があります。
この本はとても読みやすく、発達障害かもしれないという悩みを抱えている方以外にも、ギフテッドについて知りたいという方にもオススメの書籍になります。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
目次
才能はみだしっ子の育て方
実はこの本、2E型ギフテッドについての本とも言えるのですが、その言葉に馴染みのない方に向けて書籍内では「才能はみだしっ子」という言葉を使っております。
「発達凸凹(はったつでこぼこ)」という言葉を聞いたことがある方でしたら、同じような意味だと思っても差し支えないかなと思います。
ちなみに、2E型ギフテッドについて知りたい方はこちらの記事→【ギフテッドの2Eについて】で解説しておりますのでご覧ください。
この本にはサブタイトルが付いていますので、そちらを含めてタイトルからご紹介いたします。
サブタイトルを含めたタイトルは「得意と苦手がアンバランスな子どもが幸せになる才能はみだしっ子育て方」です。
人は程度の差こそあれ誰しも得意なこと苦手なことというのはありますよね。
その度合が平均から大きく離れているとき、非常に得意だとギフテッドと、非常に苦手だと発達障害と診断されてしまうことがあります。
上記書籍では、どちらの特徴も持っているこどもについて書かれています。
例えお子さんに苦手なことがあるからといって悲しく思う必要はありません。この本を読むことによってそう思えるようになるのではないかなと思います。
今回は、書籍の目次から大項目を取り上げ、簡単にどういう内容が書かれているかを私の言葉でご紹介していきたいと思います。
それをご覧になって興味が持てた方はお子さんのためにも実際に読んでみていただければなと思います。
Introduction:才能はみだしっ子のリアル
「才能はみだしっ子」って、どんな子どもなのでしょうか。
実際にどんなことに興味があって、何を思って日々をすごしているのでしょう。
日本とニュージーランドとオーストラリア。異なる風土で育った「才能はみだしっ子」たちの姿を、ご紹介します。
[引用]Introduction:才能はみだしっ子のリアル
各国の「才能はみだしっ子」を取り上げ、その子達の体験談やインタビュー、その様子などをご紹介しております。
私が読んでも「あるあるだね」といった話がたくさん書かれておりました。
Part1:才能はみだしっ子について知る
才能はみだしっ子は、「ギフテッド・チルドレン」と呼ばれています。
日本ではまだ、耳なじみの薄いこの言葉。
ギフテッドとは、「与えられた才能をもった人のことです。
「ギフテッド・チルドレン」の世界的な基準としての定義は、実はまだありません。
それでも、各国の才能教育の状況を調べてみたら、「才能はみだしっ子」をどう解釈したらいいのかが、浮き上がってきました。
ただ単に、「万能な天才児」ではないのが、才能はみだしっ子なのです。
[引用]Part1:才能はみだしっ子について知る
この章では、「才能はみだしっ子」の具体的な特徴などをあげております。
お子さんがいる方は、こちらの特徴と照らし合わせて見ると共通点が見つかるかも知れません。
特徴だけでなく、「不登校のこどもと才能はみだしっ子に共通すること」という項目もありますので、お子さんをお持ちの方は一度読んでおくのもいいかなと思います。
また、発達障害の傾向をもつこどもについても触れていますので、お子さんが発達障害かもしれないと悩んでいる方の参考にもなると思います。
Part2:才能はみだしっ子の気持ちを理解する
ただでさえ、子育てはわからないことの連続。さらに才能はみだしっ子を育てていると、例外ばかりで 育児書どおりにはいかないことが多くあることでしょう。
なぜわが子だけこんなに違うのだろう? どうして「普通」に育ってくれないのだろうと
悩むことも多いでしょう。
このPartでは、才能はみだしっ子たちの 「気持ち」を中心に、その声を解説し、具体的な対策について、私が取材して聞いてきたこと、感じたことからお伝えします。
たくさんの先輩たちが経験してきた、世界で1つのユニークな子育てです。
[引用]Part2:才能はみだしっ子の気持ちを理解する
この章では、「才能はみだしっ子」たちの悩みを取り上げて、その悩みに対しての解決策を提示しております。
勝手に解決策まで紹介してしまったら、著作権的にもよろしくないと思いますので、悩みだけを一覧としてあげておきます。
- どうして苦手なことばかりを頑張らなくちゃいけないの?
- 何でもできる、ほめられる子どもでいなくちゃいけないのかな
- 地球が危ない。大人になるまで待っていたら手遅れになるかも?
- ほかの子どもとすごく違うからってがっかりしないで
- 失敗することがすごく怖いんだ
- どうしていまやりしたいことをやっちゃダメなの?
- いつも理由が知りたいんだ
- 質問に答えてよ! 知りたいことを教えてくれる人は、どこにいるの?
- いろいろなことを、自分で調べたい!
- 学校へは行きたくない。だって、やりたいことができないんだもん
- 「自分の時間」がいっぱい欲しい!
- どうして「もう終わり」って言うの?
- やりたいことを途中でやめさせないで!
- 感覚的に好きなものと嫌いなものは、すごくハッキリしているよ
- 学校は、なぜだかとても疲れちゃう
- 学校から家に帰ると眠くてしかたないのは、怠けているからじゃない
- ご飯を食べる時間ってもったいないから食べたくない
- 仲間が欲しい!好きなことを思いっきり話せる相手が見つからない
- みんなと違っても、オタクとか変人とか言って仲間はずれにしないで
どの悩みに対しても解決策が提示されていますので、お子さんにも当てはまる悩みがありましたら、実際に書籍を読んでみてはいかがでしょうか。
Part3:世界各国の才能はみだしっ子のいま
世界の国々では、ギフテッド=才能はみだしっ子への教育はどのように行われているでしょうか。
ここからは、世界各国のギフテッド教育事情について、お伝えします。
ギフテッドの子どもたちへの非常に進んだ考え方で、支援制度がしっかりした国もあれば、試行しながらつくり上げようとしている国もある、ということがわかります。
[引用]Part3:世界各国の才能はみだしっ子のいま
この章では世界各国の「ギフテッド(才能はみだしっ子)」に対する教育事情、支援制度などをご紹介しております。
教育者や、ギフテッドを育てている方の参考になる内容だと思います。
具体的には下記国の教育事情が紹介されております。
- ニュージーランド
- 台湾
- 米国
- ドイツ
- インド
- チリ
- スウェーデン
- ノルウェー
Part4:日本の才能はみだしっ子が幸せになるために
さて、日本の才能はみだしっ子教育事情はどうなっているでしょうか。
いちばん気になるところだと思います。
日本ではまだ、よく知られていない才能はみだしっ子たちを、「学校」で、またそのほかの場で、どのようにサポートをしてあげることができるのか。
手探りではありますが、現在の日本の教育の仕組みとともに考えていきます。
[引用]Part4:日本の才能はみだしっ子が幸せになるために
最後の章では日本の「才能はみだしっ子」への教育事情が紹介されております。
こちらも教育関係者や、実際にこどもが学校関係の悩みを抱えている親御さんには参考になるかなといった話が書かれております。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お子さんが発達障害”かもしれない”と思っているということは、お子さんに対して確信はないが何かしら心当たりのある特徴を感じているということだと思います。
この本を読むことによって「才能はみだしっ子」との共通点を見つけられたり、新たな発見(実はギフテッドかもしれないといったこと)や悩みの対策・解決策などに出会えるかも知れません。
気になった方は無料で読む方法もありますので、一度読んでみてはいかがでしょうか。
無料で読む方法
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