妻の里帰り中、長男と1ヶ月半生活して気付いた妻の偉大さ


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ピアノと育児を楽しむ2児の父です。

こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


この記事は、私が長男と1ヶ月半ワンオペ生活で苦労をして妻の偉大さを再認識したよっていうお話です。

少し前に、第二子を授かりました。

それにより妻が第二子の出産後に里帰りをしている間、約一ヶ月半、第一子(長男)と二人きりの生活を経験したので、今回はそのときの話をしていきます。

第二子出産に向けて

長男のときは育休を取らなかったのですが、今回は男性育休を三ヶ月取得したこともあり、妻が第二子を連れて里帰りをしている間、長男(1歳半)と二人きりで過ごすことにしました。

幸いなことに、私が在宅勤務でずっと家にいたからか、長男は父母どちらにも懐いていたので、私と二人だけの生活も絶対に無理だとは思わなかったのですが、長男が生まれてから妻がいなかった日は一日もなかったのでやはりどうなるかは心配でした。

長男は妻のお腹の中に赤ちゃんがいることは認識していたので、お母さんが赤ちゃんを産んだら少し会えなくなるということを出産前に伝えることにしました。

とは言っても、長男はまだ1歳半なのでそう簡単には伝わりません。仮にいついつになったらお母さんは帰ってくるよと伝えても日付の概念がないこどもにとっては理解できないですよね。

もし今のまま妻がいなくなったら、もう一生会えないと思ってしまう可能性もあるかもと思った私はまず長男に日付の概念を教えてあげることにしました。

日付・曜日の概念を教えるために

日付が見える月ごとのカレンダー(下記タイプのカレンダー)を用意して、長男の見えるところにに貼り、毎日カレンダーのその日に目印となるよう猫のフィギュアを貼り付けて、「今日は何日の何曜日だよ」と「昨日は何日だね」「明日、寝て起きたら、何日だよ」と伝えてあげていました。

ついでに、「土日は保育園お休みだよ」「明日は月曜日だから保育園だね」と平日は保育園、土日はお休みというのも教えてあげることに。一ヶ月もすると「今日は保育園行かないの?」みたいな反応もなくなってきました。

本人も日付の概念を理解しているような反応が見れてきたので、お母さんの出産予定日と里帰りから返ってくる予定日に印をつけ、「この日からお父さんとしばらく二人だよ」「この日にお母さんは帰ってくるからね」と教えてあげました。

毎日伝えてあげていた効果があったのでしょう。出産予定日が近づくと、だんだんと妻に対してそっけない態度を取るようになってきました。長男なりに気持ちの整理をしていたのだと思います。

出産後、父と子の二人きりの生活

その後無事出産をした妻は実家に里帰りをして、長男と私の父子二人生活がスタートしました。

妻がいないことにどうなるのかという不安はあったのですが、いざ二人きりになると意外にもいつも通りの長男。保育園での様子を先生に聞いてもいつも通りとのことで、なんだか拍子抜けしてしまったのを覚えています。

二人生活が始まる前は「テレビ電話とかすると逆に寂しくなっちゃうかな?」と妻とのテレビ電話もするかどうか迷っていたのですが、大丈夫そうだなと思い電話してみたところやはり楽しそうではあるものの寂しさはあまりない様子。

最終的には長男が自分から「ばいば〜い♪」と言ってテレビ電話を終わらすことが多くなる始末に。長男より妻のほうが寂しそうでした。笑

二人きりの生活に関しては、長男が保育園に通っていたのと、妻が長男のご飯を事前に冷凍したり用意をしくれていたおかげで(これがとても助かりました)、特に問題はなく2週間ほどは過ごせました。

長男が39℃の発熱

ただ、2週間ほど経過したある日、長男が急に39℃の発熱を。もしかして妻がいないのを我慢していた反動かなとも頭をよぎったのですが、下痢もしていたので病院に行くとヘルパンギーナ(乳幼児に多く見られる夏風邪)という診断を受けました。発熱は3日ほど続きその後下痢も激しかったため、保育園も丸々一週間お休みです。

保育園がお休みになるだけで育児の負担は急に大きくなりますね。ここでまず保育園のありがたみが身に染みました。

まあ、幸い育休中で仕事もないので、なんとかなるなと思いながら看病を続けていました。

一週間もすると息子は回復したので、これでやっと保育園に行けると安心した月曜日。急に自分も発熱が。

緊張が解けたときに風邪を引く。あるあるですよね。

ヘルパンギーナが移ってしまったみたいで、私も39℃の高熱が3日続き下痢にも襲われました。そんな状態でもこどもの世話はしないとならないのが親の宿命ですよね。

気合でどうにか乗り越えましたが、同じ経験は二度としたくないなというのが正直な感想です。

その辛い経験があったからか、回復してからはだいぶ育児もラクに感じ、特に問題も発生せず父と子の二人で妻の帰宅まで過ごすことができました。

その後育休を取ったことによってまたいろいろとあったのですが、それに関してはこちらの記事【男性育休を3ヶ月取ったら実質クビになった話】をお読みいただけると嬉しいです。

父と子で一緒に過ごしたことによって

長男と二人だけで1ヶ月半過ごしたのが影響したみたいで、それまでは父と母どちらに対しても同じような反応だった息子はパパっ子となってしまいました。

やはり小さな子どもにとって1ヶ月半というのは大人の感覚とは違いとても長かったのかもしれないですね。

とは言っても、お母さんのことも大好きなのは見ていて伝わりますし、悪いことではないかなと思います。

妻も下の子を見ていないとならないこの状況で上の子がママっ子となってしまうより全然良かったと言っています。

この結果を良しとするかどうかはいろんな考え方があると思いますが、私にとってはとても良い経験になったと感じています。

一ヶ月半こどもと二人だけで生活して気付いたこと

子どもがヘルパンギーナになり自分にも移ってしまった期間。このときはさすがに大変でした。これで仕事をしていたらと思うと恐ろしいですね。

働きながら子育てしている人。特にシングルマザー・シングルファザーの方々への尊敬が半端ないです。

小さなお子さんをお持ちのお母さんは休める日がないとよく聞きますが、その大変さは想像以上のものだろうなと思います。

子育てせずに働いているだけの方が遥かにラクだなと私は思いました。

世の、働きながら子育て中のお父さんお母さんはもっと誇っていいと思いましたね。

お母さんは偉大です。(お母さんと同じレベルで子育てをしているお父さんも偉大です)

そう思うのと同時に、この状態で何かに挑戦することの大変さも実感しました。

私は多趣味なこともあり、常にあれやりたいこれやりたいというものがあるのですが、この期間はやりたいことが全然できませんでした。

現状に悩み苦しみながらも抜け出せない人に対して、「抜け出すための行動をすればいい」とか「調べたらいくらでも方法はあるでしょ」などといった言葉を見たことがありますが、「わかっていはいてもそんな余裕がない」という方も多いのだろうなと改めて気付きました。

余裕があれば、その余暇で人生をラクにする方法を考える時間や行動時間が確保できるので好循環に入れますが、その反面余裕がなければそれを脱出するための行動ができない、それ故に抜け出せない。という悪循環に陥ってしまうのだと思います。

シングルマザー・シングルファザーの方や、金銭的に余裕のないご家庭の方が現状を変えるということは、余裕のある外野が思っている以上に大変なことなんだと思います。

そういう方たちのことを、自業自得と切り捨てたりするのではなく、フォローしたり手助けしてあげられるようになりたいですね。

このブログでも現状を脱したいけど余裕がなくて中々抜け出せないといった人への何か手助けができたら良いなと思いました。今後そういうための記事も考えてみます。


最後までご覧いただきありがとうございます。

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