情報の上手な受け取り方


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ギフ太

(2E型ギフテッド・ITエンジニア)

ギフテッド当事者の体験談や考え方を発信しております。
ピアノと育児を楽しむ2児の父です。

こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


何か新しい情報を仕入れるときに抑えておくと良いポイントをご紹介いたします。

あくあまで私の感覚ですが、情報を上手に受け取れる人はとても少なく、大半の方はもっと上手に情報を受け取れる余地があると考えております。

ここで言う上手に受け取るとは、多くの情報の中から、正しい情報や自分にとって価値のある情報を受取るという意味です。

そこで、今回は情報の上手な受け取り方についてお話してみたいと思います。

事実と感想を取り違えない

まずは自分が受け取った情報が、なにかデータに基づいた事実なのか、発信者の感想に過ぎないのかを意識することが重要です。

たとえば、「ギフテッドは友だちが少ない」と私が発言したとします。

これは事実でしょうか?それとも感想でしょうか?

ちなみに、ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。

答えは「感想」です。

ギフテッドの傾向を持つ方はそうでない方と比べ、学校に馴染みづらいという調査結果を見たことがあるので、おそらく相関関係はあるとは思います。

しかし、私の知る限りは「ギフテッドは友だちが少ない」という明確なデータがあるわけではなく、あくまで私の想像なため事実とは言えません。

では、情報発信者が皆、事実と感想を意識して使い分けているでしょうか。

残念ながらそうではありません。

私はなるべく誤解を招かないように、感想には感想だと、データがあるものには引用をしたり、その参考文献をご紹介するように心がけております。

しかし、ネットにある情報を見ると、そこがごっちゃになっている人を多く見かけます。

自分の考えが正しいと思い込みやすい方や、人の言葉を鵜呑みにしやすい方は、情報発信をするときに自分の中にある考えや感想を事実のように言い切る人がいます。

エコーチェンバー現象確証バイアスという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、人は自分が正しいという思い込みをしやすい生き物です。

私を含め情報発信者としては事実(本当のこと)だと思い込んでいるが、実際はその人の感想でしかないというケースもよくあることだということは覚えておきましょう。

また、百歩譲って無自覚な場合は仕方ないと思いますが、中にはあえて個人の感想を事実のように発信する方もいます。

発信者の目的を想像する

テレビであれ、ネット(サイトやSNSなど)であれ、どんなメディアでも情報発信者の目的というのがあります。

テレビであれば、NHKは受信料を。民法では広告料を目的として情報を発信しております。

企業であれば、基本的には営利目的なのでわかりやすいですよね。

難しいのが、個人の発信者です。

個人の場合、営利目的の方もいれば、純粋に情報を発信したいという方もいます。

もちろん営利目的でも正しく価値のある情報を提供する人もいれば、間違っている情報を発信している人もいます。

逆に純粋に発信をしたい方の中にも、間違った情報や価値のない情報を発信する方もいれば正しく価値ある情報を発信する方もいます。

また、私のように(一部の人達には)価値ある内容を発信した上で、お金がついてきたら嬉しいというスタンスの人もいるでしょう。

最終的には受け手である自分自身で判断しないとならないですが、そういった背景を理解しておくだけでも情報の受け取り方は上手になると思います。

データを正しく見れるようにする

事実かどうかの基準として、データ(その根拠)を見るというのは重要です。

しかし、重要であるからこそ、そのデータを発信者の都合よく見せる人というのも一定数います。

データの内容を改ざんするというのは論外ですが(引用元を確認すればバレますが)、引用したデータの見方や表現方法を変えて人の印象を変えようとする人がいます。

他にも、無意識的に(データの見方を間違えて)印象操作をしてしまっている人もいます。

そこで、受け手としてはデータを正しく見る力というのが大事になってきます。

詳しくはこちらの記事【データの正しい見方】で書いておりますが、ポイントとしては、下記のような内容を抑えておくべきかなと思います。

  • 平均値と中央値の違い
  • サンプル数がいくつか
  • 調査対象の範囲
  • 比較対象のデータも見比べる

これだけを押さえておくだけでもだいぶ違うと思います。

この内容だけで、「ああ、当然だよね」となる方は大丈夫だと思います。

しかし、ピンと来ない方はもしかしたらデータに騙されていることがあるかもしれません。気を付けましょう。

そういう方はぜひ【データの正しい見方】をご覧ください。

まとめ

自分にとって価値のある情報を上手に受け取るには、次のことを意識しましょう。

  • 事実と感想を取り違えない
  • 発信者の目的を想像する
  • データを正しく見れるようにする

価値のある情報を得られることにより、人生の選択肢が増えます。

選択肢が増えれば幸せになる可能性も高まります。

少しでも読んでくださった方のプラスになることがあれば幸いです。

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