この記事は「失敗するのが怖い」や「失敗ばかりで辛い」という悩みを抱えた方に向けて、失敗してもいいよという理由や避けるべき失敗についてのお話をしております。
目次
失敗は悪いことではない
失敗とは挑戦した証
「失敗」とは、程度の差こそあれ何かに挑戦した結果、望んだものとは違う結果になるということです。
それはつまり「失敗とは挑戦した証」とも言えますよね。
決して悪いことではありません。
少し前にYouTubeで、「極真空手世界王者の纐纈卓真氏がとある挑戦をしたものの失敗してしまう」という内容の動画を見ました。 ご自身のYouTubeチャンネルなので失敗した動画を載せないという選択もできたはずですが、纐纈氏はそういうことはせずに挑戦の様子を公開していました。 コメント欄で視聴者さんからその事に触れられていた際、ご本人が「子ども達にも日頃失敗なんて挑戦した証だから気にすんなって言ってるので」とコメントを返しておりました。 きっとこう考えられるような人であるからこそ世界王者という位置にまで辿り着けたのだろうなと感銘を受けたのを覚えています。 ちなみにその動画はこちらです【極真世界王者が本気で殴ったら建築用ブロックは割れるのか!?】
失敗という名の経験を得られる
失敗とは、言い換えるなら「その方法だとうまくいかないという経験」です。
何かに挑戦するとき、いろいろやり方を試しますよね。その過程でこの方法だとうまくいかないと学んだ経験は誰しもがあるでしょう。
それもある意味、失敗ですよね。
そうです、失敗とはただの経験なのです。
それ自体は悪いものではありません。
避けるべき失敗とは
ただ、失敗の中には避けるべき(避けたほうがよい)失敗というのもあります。
それさえ注意すれば失敗することを気にする必要などありません。
同じ失敗を繰り返すこと
初めての失敗は経験であり学びです。何も問題ありません。
避けるべきことは、「同じ失敗を繰り返す」ということです。
同じ失敗を繰り返すということは、経験を活かせていないということです。
経験を活かせていないというのは、悪いことではないですがもったいないことだと思います。
そうならないように、失敗をちゃんと振り返り、今後にその経験を活かすという意識を持ちましょう。
失敗によって致命傷を負うこと
避けるべきもう一つのことは、「失敗によって致命傷を負うこと」です。
失敗が悪いことではないからといって、何も意識せずにいたら、そのうち致命傷を負う失敗というのを経験してしまうかもしれません。
いくら経験だからといって、その失敗によって大事なものを失ったりするのは困りますよね。
逆に言えば、そういう致命傷を負う失敗さえ避けられるよう気をつければ、あとは思いっきり挑戦しても問題ないと言えるでしょう。
ギフテッドがたくさん失敗する理由
ギフテッドはそうでない方と比べたくさんの失敗(という名の経験)をします。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
その理由はギフテッドが持つ下記のような特徴が関係していると私は考えております。
好奇心旺盛ゆえにたくさん挑戦する
ギフテッドの多くは好奇心が多いので、いろんなことに興味を持ちます。
それが実際に挑戦するということに繋がります。
好奇心のお話はこちらの記事【ギフテッドの「知的好奇心」とは「特殊的好奇心」のこと】【好奇心は猫をも殺すがギフテッドを育む】でも触れておりますので、興味のある方はご覧ください。
たくさん挑戦すれば失敗するのは当たり前です。
もしかしたら「平均的な人より失敗しにくいのがギフテッド」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそんなことは全く無いと思っております。
そうではなく、「人より多くの失敗(挑戦)をしてそこから効率的に学ぶことができるのがギフテッド」だと考えております。
「人は失敗しないから成功するのではありません。多くの失敗を活かすことができたから成功できる」です。
あれ、我ながらちょっといいこと言った気がします。
なんか名言っぽくなりました。笑
著作権フリーの言葉なので皆さんがんがん使っちゃってください。
新しい方法を試したがる
新しい方法や、変わった方法を試したがるというのもギフテッドの子に多く見られる特徴ですね。
これも、結果としてたくさん失敗することになりますが、そうやって思いついたことを試す(実験する)ということが楽しいのです。私も同じタイプなのでわかります。
そして、実験の難易度が高いときこそ上手くいったときの快感も高くなるということを知っている、失敗に慣れているというのもギフテッドがたくさん失敗する(挑戦する)という理由でもあるだろうなと思います。
小さなこどもは失敗するのが当たり前
この「挑戦して失敗して学ぶ」という一連の行為ですが、実は誰もが小さい頃には数え切れないほど経験しております。
赤ちゃんが成長していく過程において、何かをしようとして失敗するのは当たり前ですよね。
私も皆さんも誰もが数多の失敗を経験し、そこから少しずつ学んで成長しているのです。
失敗することを気にしている赤ちゃんなんていませんよね。
だからこそ、小さなこどもというのは大人とは比較にならないほどの成長速度を持っているのです。
そこから考えれば、こどもの真似をしてたくさん失敗することが成長するコツとも言えるでしょう。
逆に言えば、失敗するのを避けて挑戦するのを止めてしまうと、こどもであれ成長は止まってしまいます。
その辺のお話はこちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】でも触れておりますので、育児中の方はぜひご覧ください。
失敗することを恐れずにたくさん失敗しよう
この記事のメッセージとしては、「失敗することを恐れずにたくさん失敗しよう」ということです。
自分が気にするほど周りは自分の失敗を気にしない
もしかしたら、挑戦が苦手な方の中には「失敗することに対する周りの目が気になる」というタイプの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、人は自分が思っているほど、周りの目など気にしていません。あなたも自分の周りの失敗をそこまで気にしていないですよね。
覚えていたとしても、ただそれだけのことだと思います。
成功者は多くの失敗を経験している
成功者と呼ばれる方も、必ずと言っていいほど失敗を経験しております。
しかし、人々の記憶に残るのは失敗よりも成功です。
もちろん、一時的には失敗が注目を浴びることもありますが、長く記憶には残りません。それよりも成功のほうがずっと長いこと人の記憶には残ります。
だからこそ、成功者は成功者として認識されているのです。
成功者の失敗を知らないとしたらそれは見えていないだけです。
実際に聞ける機会があったら聞いてみてください。
見栄を張りたい一部の人意外は、そこに至るまでに多くの失敗をしてきたということを教えてくれるでしょう。
まとめ
失敗は悪いことではありません。
避けるべき失敗とは、「同じ失敗を繰り返すこと」と「失敗によって致命傷を負うこと」です。
それさえ気を付けたらあとは、「失敗という経験値をたくさん稼ごう」くらいの気持ちで失敗を恐れずにたくさん挑戦をしましょう。
それが人生を今よりプラスにする1つのきっかけになると私は信じています。