この記事ではギフテッドにも重要な要素である[好奇心の大切さ]や[好奇心の危険性と対策]を伝えております。「好奇心は猫をも殺す」という言葉の意味についても簡単にご説明しております。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
目次
「好奇心は猫をも殺す」とは
「好奇心は猫をも殺す(Curiosity killed the cat)」とは、人があまりにも好奇心旺盛になりすぎて、自分にとって危険なことをしたり、危険な状況に陥ってしまうことを表現した英語のことわざです。
Weblioの実用日本語表現辞典の項目内では下記のように説明されております。
イギリスのことわざが元になった、好奇心が強すぎると身を滅ぼすことになりかねないという意味をもつ語。古くからイギリスでは猫に九生あり「Cat has nine lives」という表現があり、その猫でさえ好奇心をもつと危険であるため人間であれば更に危険であるという意味を含んでいる。
出典:Weblio > 実用日本語表現辞典
「好奇心は猫をも殺すがギフテッドを育む」とは
では、「好奇心は猫をも殺すがギフテッドを育む」とはなんでしょうか。
これはギフ太の造語です。「好奇心は猫をも殺す」という言葉に引っ掛けて好奇心の大切さを伝えようと思って作ってみました。
好奇心は人を育てる
ギフテッドの傾向を持つ人に好奇心を持っていない人はいないと言っても過言ではないほどに好奇心というのはその人の才能を伸ばします。
つまり、この記事で伝えたいことは、「好奇心というのはギフテッドの傾向を持つ人を育てる大きな要因となるくらいに大事なものだから大切にしようね」ということです。
また、ギフテッドの好奇心についての話はこちらの記事【ギフテッドの「知的好奇心」とは「特殊的好奇心」のこと】でもしております。興味のある方はぜひご覧ください。
好奇心を止めないことが更なる好奇心を生む
私事ですが、2歳の息子が絵を描くことにハマっています。
子育てあるあるだと思うのですが、家の中でクレヨンを持ち歩いてテーブルや椅子、壁紙などあらゆるところに描きまくっています。
我が家は、好きなだけ描いちゃえというスタンスなので、息子は好奇心のままにあらゆるところに描いてみるということを試しています。
その姿はさながら実験に夢中の博士のごとく。
その様子を見ていると「冷蔵庫には描けるけど、なんか描きにくい、他のものも試してみよう」「ペットボトルは描けないな、なんでだろう」と言葉には出していないですが、きっとそんなことを考えているのだろうなという風に私には見えます。
このように、好奇心を止めないことによって、新たな疑問・好奇心が生まれてくるということは好奇心旺盛な子あるあるだと思います。
好奇心を止めないことが新たな好奇心を生むのです。
こういう話をすると、「持ち家なんでしょ?」「うちは賃貸だから好き勝手できないよ」と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、うちも賃貸です。 敷金が返ってこない(または追加費用が発生する)ことを覚悟しているだけです。笑 別に私が金銭的に余裕があるということではなく、好奇心を止めないことに大きな価値があると信じているからというのがその行動の理由です。 こどものためを思うのであれば、塾や習い事にお金をかけるより、こどもの好奇心を枯らさないように心掛けるほうが優先度が高いと考えているからこその私なりの選択です。
詳しくはこちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】でも話しているのですが、私は生まれたときは誰もがギフテッドと呼ばれるような素晴らしい才能を持っている。と考えております。
では、どうして成長すると大きく差が生まれるのか。その違いは、育つ過程においてその才能が枯らされるか枯らされないかだと考えております。
そして、その大事なポイントの1つが好奇心を止めないことだと思います。
こどもが持つ好奇心を止めないことが新たな好奇心を生み、こどもが持つ才能が育つポイントです。
好奇心の危険性と対策
とはいえ、こどもの好奇心を何の対策もせずに好き勝手させていたら危険なこともあるのは事実です。
そこで好奇心の危険性とその対策に関してもご紹介いたします。
好奇心の危険性
最近私がハマっているChatGPT(AI)に「『好奇心の危険性』に関する例えを10個ほど教えて」と聞いてみたら結構いい感じの回答をもらえたので下記にご紹介いたします。
- 動物園で、興味本位で鳥のおやつを盗もうとした結果、鳥に噛まれる。
- 洞窟探検をしていたら、調べていなかった落盤箇所に足を踏み外し、怪我をしてしまう。
- オンライン上で、偽の情報に興味を持ち、個人情報を入力してしまい、詐欺被害に遭う。
- 親がいない家に興味本位で入っていき、盗みを働いてしまい、逮捕される。
- 好奇心から、急いでいる人に付いていくと、危険な場所に誘われてしまう。
- 不用意に動かした家具が倒れてきてけがをする。
- 知らない場所での野生動物に近づきすぎ、咬まれたり攻撃されたりする。
- 危険な場所に立ち入り、高所から落ちてしまう。
- 自分が知らない極寒の地に興味本位で旅行し、凍傷にかかってしまう。
- 好奇心から、機械に触ろうとして指を挟んで怪我をする。
うん、現実的なことから、それはさすがにってことまで紹介してくれましたね。笑
ちなみに、ChatGPTに関して知りたい方はこちらの記事【人工知能(AI)にギフテッドについて色々と聞いてみた[ChatGPT]】をご覧ください。
好奇心の危険性への対策
これこそ親の努めであると私は考えているのですが、親が子どもにできる数少ないことの1つが「危険性をしっかり見極めて、本当に危険なことだけを止めてあげる」ということです。
よくある、親がしてしまうもったいないケースが、必要以上に危ないと考えてこどもの挑戦を止めてしまうということです。
こどもの好奇心や挑戦を止めてしまうのは非常にもったいないことです。
親の都合で止めるのではなく、こどもにとって本当に致命傷となること(取り返しのつかないことになる可能性があること)だけを止めるように心がけてあげてください。
後遺症を残してしまうような怪我やトラウマなどは、防いであげる責任が親にあると思います。
しかし、そうでない怪我や失敗であれば、好奇心の赴くままにたくさん挑戦させて失敗させてあげるのがこどものためだと私は思います。
ちなみに、失敗の大切さはこちらの記事【ギフテッドはたくさん失敗する[失敗とは挑戦した証]】で伝えています。こちらもぜひご覧ください。
まとめ
好奇心は、何事にも変えられない才能の1つです。
せっかくの好奇心を枯らしてしまうことのないよう、好奇心を止めずにたくさん挑戦させて失敗させてあげましょう。
それがこどもの成長を促す重要なポイントであると私は信じております。