学校に行けなくて悩んでいる方や、家から出れないお子さんを持つお父さんお母さんはぜひご覧ください。
私は学生時代、不登校になりかけたことがあります。
しかし、同じ不登校でも、「学校に行けない」のと「家から出れない」では不登校の意味が全然違う。と考えております。
今回はそんなお話をしてみたいと思います。
ちなみに不登校になりかけた話はこちらの記事【ギフテッド当事者が語る授業の辛さ!私が無気力症候群になった理由】でお話しております。気になる方はこちらもご覧ください。
目次
学校に行けないのと家から出れないは全く違う
学校に行けないことも、家から出れないことも、どちらも学生であれば不登校と言われることがあると思います。
しかし、その実態は全く違います。
私は、「学校へ行けないことは何も気にしなくていいが、家から出れないことは親が気にかけてあげるべき」だと考えています。
学校に行けないとは
学校に行けない(行きたくない)というのは、数ある選択肢の1つがたまたま肌に合わなかったというだけの状況です。
学校に行けない理由というのは人それぞれ違うと思いますが、どんな理由であれ、今の学校に行き続けなければいけない理由なんてありません。
学校には行かなければならないと思っている方はこちらの記事【しなければならない、ということは何一つない。思い込みを捨てよう】をぜひご覧ください。
もし、学校には行きたいが、今の学校には行きたくないということなら違う学校へ行ってみるのも良いでしょう。
もちろん学校には行かないという選択肢だってありだと思います。
世の中は自分が思っている以上に広いです。今の学校とは違う環境というのはいくらでもあります。
無理して学校に行かずとも、学校以外には行ける状態なのであれば、何も問題はないと私は考えております。
家から出れないとは
家から出れないというのは、学校へ行けないということとは違い、多くの選択肢を選ぶことができないという状況です。
もちろん今はインターネットのおかげで家の中からでも学べることや遊べることはあります。
たまたま自分のしたいことが家でするようなことだとすれば何も問題はありません。
しかし、そうではなく仕方なく家にいるというのであればそれは人生の選択肢が狭まれてしまっているということです。
そう考えると、多くの選択肢を手にすることができる「学校に行けない(それ以外には行ける)タイプの不登校」とは違うことがわかると思います。
また、重要なポイントが、家を出れない子は何かしらの大きな問題を抱えていることが多いということです。
こう言うと「学校に行けない子も問題を抱えている」という意見もあるかと思いますが、違いは、「学校に行けない子は、学校にさえ行かなければ問題が解消される」ということです。
逆に言えば、「家から出れない子は家にいても問題が解消されない」ということです。
学校へ行けない人は
学校へだけ行けない人は、無理して、辛い思いをしてまで行く必要はないと思います。
その理由が、その学校由来のもの(例えばいじめなど)であれば、転校るすのも1つの手です。
たとえどの学校に行ったとしても肌には合わないという理由であれば、無理して学校へ通わなくてもいいと思います。
無理に学校へ通わずとも、ホームスクーリングであったり通信制の学校であったり、インターネットを通じて学んだりと他の方法を選べば勉強はできます。
また、好きなことについてのオフ会やサークルなど、外部の活動に参加するのもありだと思います。
自分が平均とはズレた存在だという自覚があるのであれば、似たような傾向を持つ方達のコミュニティに入ってみるというのもオススメです。
外の世界に目を向ければいくらでも選択肢はあるということを忘れずに、新しい環境に踏み出しましょう。
そうすれば、小さな世界の学校に無理して通うよりも快適で楽しい暮らしが送れると私は信じています。
家から出れない人は
家から出られない人は、その理由の元となる悩みを解消するか、その対策をすることが大事だと思います。
ただ、そこは人それぞれ理由も違うと思うので、全員に共通するベストな方法というのはないと思います。
共通して言えることとしてはご両親がお子さんにしっかり向き合ってその悩みを理解してあげることだと思います。
必ずしも悩みが解消されなくても、理解者がいるだけで救われることもあると思います。
あとは、外の世界の広さを知ってもらうことでしょうか。
言い換えるなら、外の全てが敵ではない。家を出たいと思える楽しいことも今の自分が知らないだけで存在する。といったことに気付いてもらえるといいですよね。
ただ、本人からしたらそのとき見えているその景色が世界の全てです。
家にいるときに外の世界の広さに自分だけで気付くのはとても難しいので、親や周りの人間が伝えてあげることが重要なのかなと思います。
そして、理想を言えば、そういった事態になる前に外の世界の広さを知ってもらう。
そのために小さいうちから色々な経験をお子さんにさせてあげるというのがお子さんの将来を守ることに繋がるのかもしれませんね。