「怒らないようになりたい」「怒らない人が何を考えているのか知りたい」という方のために「怒らない人」の理由や考え方についてご紹介いたします。
妻に言われるまで特に気にしていなかったのですが、私は「怒らない人」みたいです。
自分としては「たしかに怒らない方ではあると思うが、そこまで珍しいことではないのでは?」と思っていたのですが、妻が言うには「そういうレベルじゃない」とのことです。
これを記事にしたほうがいいとアドバイスをもらったので「怒らない人の頭の中」というのを今回のテーマとして書いていきたいと思います。
目次
怒らない人(ギフ太)の頭の中
怒る必要性を感じていない
自己認識としてはおそらくこれが大きな要因かと思いってるのですが、「怒る必要性を感じていない」というのが根底にあります。
ただ、「そんな事言われても、怒ってしまう」という人は多くいらっしゃると思うのでもう少し深堀りしてみたいと思います。
怒りの感情が抜けているわけではない
たまに、「怒りの感情がないのでは?(そういう障害なのでは?)」と思われることもあるのですが、自分としては「怒りの感情は持っている」という認識です。
仮に、自分の大切な人が暴漢に襲われたりすることを想像したら怒りの感情が沸くことは想像できます。
ただ、日常的に、というより今まで生きてきた中でそこまでの経験をしたことがないという認識です。
アンガーマネジメントをしているわけではない
基本的に怒りが湧いてこないので、アンガーマネジメント(怒りを我慢したり、コントロールしたり)はしておりません。
あえて言うなら、[湧いた怒りのコントロール]ではなく[怒りが湧く前のコントロール]をしているのだと思います。
どうして怒りが湧いてこないのか
では、どうして怒りが湧いてこないのか、自分なりに理由を考えてみたいと思います。
理由1:他者の行動に期待をしていない
まず、私は他者の行動に期待をしておりません。
ちなみに、ここで言う「期待をしない」とは、「相手に自分の都合良く動いて欲しいと求めない」という意味です。
これには「他人が自分の都合良く動かないのは当たり前」という考えが根底にあります。
言い換えるなら、「自分の都合を相手に期待する(求める)のは傲慢(ごうまん)だ」と思っています。
人は期待を裏切られたときに怒りが湧くらしいので、この前提を作っていない(期待していない)というのが怒りが湧かない一つの理由でもあるのかなと思います。
理由2:脅威を感じていない
他者が自分に危害を加えようとしてきたら嫌ですよね。
自分の大切にしているものが脅かされるときに、怒りを感じるのは当然のことだと思います。
実際に被害に遭ったり、危機に直面したら私も怒りの感情は生まれるのが想像できます。
そして、この「危機」というのがポイントで、この感覚が人それぞれ違うと思っています。
危機とは、命の危機だけでなく、自分の大切にしているもの(人によって違いますが、家族・仕事・自尊心など)が脅かされるときも危機なのだと思います。
そういう意味で、私は脅威を感じる基準が人より高いのかもしれません。
それは、おそらく自己効力感の高さ(いざとなったらどうにでもなると思っていること)が大きな理由かもしれません。
何か起きてても、なんとなくなるから脅威とは感じない→無害→怒るほどのことではないと瞬間的に認識しているのかもしれません。
理由3:不確定のことを決めつけない
私は常日頃から「人の考えは本人以外わかるものではない」と考えております。
また、何か起きても「本人に確認しない限り真相はわからない」「決めつけることはできない」という考えが根本にあります。
そのため、仮に多くの方が怒るような出来事が起きても、怒りより先に真相はどうなのかという思いが頭の中に浮かんできます。
もしかしたら、それが怒りが湧かない理由の1つなのかもしれません。
[関連記事]
怒らないのは育ちが関係?生まれつき?
「怒らない人 育ち」で調べる方が多いみたいなので、そこにも触れておきます。
妻からは、その珍しさからか「ギフテッドなのも関係しているのでは?」と言われたのですが、そこに関しては正直わかりません。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
ただ、私の幼少期を振り返ると小学生の頃は妹と喧嘩したりしていた記憶もあるので、後天的に身についた考え方が関係しているのかなと思います。
この記事でご紹介した考え方は、親から教わったのではなく自身で辿り着いた考え方ではあるのですが、その考え方ができたのは両親が自分にしてくれた育て方が影響していると思います。
そういう意味では、育ちの影響が大きいのではないかなと思います。
ちなみに、私が両親から学んだこどもへの接し方はこちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】でご紹介していますので、お子さんをお持ちの方はぜひご覧ください。
最後に
本屋さんへ行くとアンガーマネジメント(怒りのコントール方法)の書籍が多く見られますが、「怒らない当事者」としては怒りのコントールというのをしている自覚はありません。
あえてしていることを挙げるのであれば、怒りという感情が湧く必要がないような生き方をしているのかなと思います。
必ずしも私の考え方や対処法が正しいとは思っていませんが、「怒りたくない」と悩んでいる方の何か少しでも参考になれたら嬉しいです。