高IQとはどういうことか、IQの本質について当事者の感覚をお伝えします。 IQが高いということは誇るべきことではないという理由についてもお話しています。 なるほど、こういう考えもあるのかと感じていただけたら嬉しいです。
IQが高いと聞くと皆さんどう感じるでしょうか?
「頭いいんだね」「なにそれ、自慢?」と思うかもいるかもしれませんね。
私も、世の中的にはリアルの場でIQが高いと言うと嫌味に捉えられたり、調子乗っているなと思われることは理解しておりますので、普段自分からIQの話を振ることもしないです。
ただ、本音としては、IQに関して思うこともあるので、今日はIQとはどういうものかについてお話していこうと思います。
目次
IQの高さとは身長のようなもの
私は、IQの高さについて身長のようなものだと考えています。
どういう意味か、運動と身長の関係を例にあげてご説明いたします。
運動と身長の関係
運動をするうえで身長は重要な要素の一つですよね。
競技によってその重要度は違いますが、大抵の競技において身長が高いほうが有利なのは皆さんもご存知でしょう。
だからと言って、身長が一番大事な要素でないのも事実ですよね。身長が低くても優れた選手はいくらでもいます。逆に身長が高いけれど運動が苦手な人もいますよね。
それに競技によって、身長の有利度合いも違います。バスケットボールやバレーボールは高身長のほうが明らかに有利ですよね。では、サッカーや野球はどうでしょう。ポジションによってはそこまで身長が影響しないこともあると思います。
あくまで身長というのは運動をするにおいて有利な要素の一つではあるが、身長が高いからといって運動ができるわけではない。ということです。
勉強とIQの関係
勉強とIQの関係も運動と身長の関係に似ていると考えています。
勉強をするうえでIQが高いほうが有利ではあると思います。特に数学や物理などはその影響が大きいです。
ただ、教科によってはIQの影響をあまり受けない教科もありますし、数学や物理だとしても高IQではなくても良い成績を残すことは可能です。
IQも勉強をするにおいて有利な要素の一つではあるが、IQが高いからといって勉強ができるわけではない。ということです。
こう考えるとIQの高さという本質が理解できる気がしませんか?
まだ、イメージが掴めなくてもご安心ください。もう少しこのお話は続きます。
IQを身長と捉えると理解できること
「IQが20違うと話が合わない」とは
「IQが20違うと話が合わない」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私はこれもIQを身長のようなものと考えると、理解しやすくなると考えております。
身長が20cm違う人をイメージしてください。二人の歩幅は同じでしょうか?身長が違うということは足の長さも違いますので、歩幅ももちろん違いますよね。
では、その歩幅が違う二人が二人三脚をするとします。二人三脚はご存知ですよね?運動会でよくあるお互いの片足を紐で結んで走るあの競技です。
IQの違う人同士が会話するというのは、身長の違う人同士が二人三脚をするということに似ていると思います。
歩幅の違う人が二人三脚で歩くとき、片方が相手に合わせることなく自分のペースで歩いたらうまくいかないですよね。
会話も同じで、相手の歩幅を無視して話していたら、元々の歩幅が似ている組み合わせ以外は話が合わないのは当たり前だと思います。
IQと身長の一番の違いはなんだと思いますか?
私は目に見えないことだと思います。
目に見えないということで、大抵の人は無自覚になります。
もし二人三脚をするとき、自分の歩幅や他人の歩幅も見えなかったとしたらどうやって歩幅を合わせたら良いのか難しいですよね。
「IQが20違うと話が合わない」と言われることもそれと似ていて、お互いが目に見えないIQの違い(相手の歩幅)に無自覚なために起きる現象であると考えています。
もしみんなが、相手の歩幅を意識してどれくらいの歩幅かがわかるようになれば今までよりも会話が噛み合うようになると思います。
身長が相手より高いときは歩幅を狭める意識を、身長が相手より低いときは少し足をのばす意識を持てば良いのです。
IQの差が大きいとき
ただし、大人とこどものような身長差があるときは少し違います。こどもがどんなに頑張って足を伸ばしたところで大人の歩幅には届きませんよね。
そういうときは大人がこどもに合わせるしかありません。IQも同じで、少しの違いであればお互いに歩み寄れば解決しますが、大きく違う場合はどうしても高い側が相手に合わせる必要があります。
例えば、IQが高いと言われる人の話が、特に難しい言葉を使っていないのに、テンポが早くて理解が追いつかない。といったときは相手の歩幅が広くてこちらの歩幅が届いていないという状況です。
なので、IQが高くても色んな人に届く言葉を発信できる人というのは、相手に合わせて歩幅を合わせられる人ですね。
逆に、IQが高いのに、一部の人にしか理解されない発信を続けている人は、相手の歩幅に合わせることができない、あるいは合わせる気がない人ということです。
ただ、仮に相手が歩幅を合わせてくれないからといってあまり非難しないであげて欲しいとも思います。特に相手がお子さんの場合には。
イメージしていただくと分かると思いますが、自分だけが相手の歩幅に合わせて歩くことを続けるのは辛いですよね。少しだけならできるとも思いますが、それが続くと疲れてしまうのも理解できると思います。
また、あくまで私の感覚ですが、IQの高さに関係なく自分の歩幅や相手の歩幅に無自覚な人はたくさいると感じております。
少しの身長差で、お互いに相手の歩幅へ歩み寄るときはその疲労度は同じくらいだと思いますが、片方だけが相手に合わせるときの疲労度はどうしても歩幅を合わせる側が大きくなってしまいますよね。
お互いに歩み寄る気持ちは大切ですが、人によって歩幅が違うということも理解するともっと世界の幸せも増えるのではないでしょうか。
IQが高いことは誇るべきことではない
身長が高いことを誇る人、自慢する人は少ないですよね。
まあ世の中にはいろんな人がいるので、中にはそういう人もいると思います。
ただ、仮に身長が高いことを自慢している人がいたらどう思いますか?
正直、ちょっと残念に思いますよね。
そもそも身長は遺伝や育った環境の要因がほとんどで、本人の努力ではないですし、その人の有能さを証明するものでもありませんよね。
少しフォローすると身長が高いのがカッコいいという気持ちはわかります。IQが高いということも他者からしたら近いものがあるかもしれません。
しかし、それ以上の気持ち(尊敬などの気持ち)はないですよね。
身長が高いと有利なことは色々あると思いますが、日常生活において身長が高すぎると不都合も多くあるのはイメージできますよね。身長2mの人は絶対生活が大変なはずです。なぜなら仕組み上どうしても平均身長の人向けに作られているものが多いからです。
IQも同じです。ある程度のIQなら生活するうえで有利なことは多くあるのも事実です。ただ、高すぎると生き辛いのもまた事実だと思います。
このように、身長とIQはとても似た関係にあると感じています。
こうやって考えてみると、IQが高いことはただの事実であり、誇るべきことでもなんでもないと思いませんか?私はそう思っています。
もし、IQの高さを自慢している人がいたら、それは身長の高さを自慢しているようなものだと思います。
万が一心当たりのある方がいらしたらお気をつけくださいね。
いろいろと書きましたが、IQが高くて良いこともあるとも思っていますので、もしIQの上げ方に興味のある方はこちらの記事【IQを上げる具体的な方法24選!体験談を交えてお伝えします】もご覧いただければと思います。
まとめ
IQの高さとは身長のようなものです。
IQは勉強をするにおいて有利な要素の一つではあるが、IQが高いからといって勉強ができるわけではありません。
IQが高いことはただの事実であり、誇るべきことでもありません。
あくまで私の個人的な見解ですが、こういう考えもあるのかと少しでも感じていただけたら嬉しいです。