早生まれが不利になるかは考え方次第!ギフテッドにはむしろ幸運


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ピアノと育児を楽しむ2児の父です。

こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


この記事は「早生まれが不利」だと思っている方や「早生まれが不利」と聞いて不安を抱いている方に向けて書いております。心当たりのある方はぜひご覧ください。

「早生まれは不利だ」「早生まれだと損をする」そんな情報を見たことがあると思います。

しかし、親子揃って早生まれな私としては早生まれが不利だとは全く思いません。

その理由に関してご説明いたしますので、興味のある方はぜひご覧ください。

早生まれとは

Weblio辞書内のデジタル大辞泉によると、「早生まれ」とは下記のように記載されております。

早生まれ

1月1日から4月1日までの間に生まれたこと。また、その人。4月2日から12月31日までに生まれた人が数え年8歳で就学するのに対して、数え年7歳で就学するところからいう。

出典:「早生まれ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

早生まれが不利だと言われる理由

インターネットで早生まれが不利な理由を検索すると下記のようなことをよく見かけます。

  • 保育園、幼稚園問題(入園難易度が上がる場合がある)
  • 児童手当が少ない(支給開始月は違えど、支給終了月は同じ)
  • 周囲との学力差により自己肯定感や非認知能力が下がりやすい
  • 学業成績が悪くなることによって大人になってからの所得が下がる

確かにこれだけ見ると不安になりますよね。

前半の2つ(保育園、幼稚園問題・児童手当が少ない)は、日本のルールによるものなので仕方のないことだと思います。

しかし、後半の2つは本当なのでしょうか。

ちなみに、非認知能力とは、主に人間が持つ認知能力以外の能力のことを指します。具体的には、以下のような能力が含まれます。
・社会的スキル: コミュニケーション能力、協調性、リーダーシップなどの能力。
・自己管理能力: 自己制御、自己評価、自己啓発などの能力。
・感情的スキル: 感情の認知、理解、コントロールなどの能力。
・創造性: 問題解決力、想像力、発想力などの能力。
・忍耐力: 困難に打ち勝つ力、継続力、自己超越などの能力。

一般的に言われていることが本当なのか気になって調べたところいくつかの論文を見つけたのでご紹介しておきます。

上記論文を読むと、たしかにデータとして学業成績や所得への関係性があることは確認できます。

しかし、これは現状としてそういう傾向があるというだけで、私は多くの親の考え方が早生まれが不利という状況を生んでいると考えております。

冒頭でも触れましたが、私は早生まれが不利だとは思っていません。

私自身早生まれなのですが、不利だと感じたことは一切なく、自分のこども(同じく早生まれ)を見ていると早生まれで良かったとすら感じています。

こういう話をすると、「あなたがギフテッドに当てはまるような人だから早生まれでも大丈夫だったのでしょ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

その理由についてもご紹介したいと思います。

ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。

早生まれを不利にする親の考え方とは

周りと比べる親が、こどもの自己肯定感や非認知能力を下げる

私は、周りの子と比べる親がこどもの自己肯定感や非認知能力を下げていると考えております。

もちろん、親だけでなく周囲の人間(友人や先生など)も関係はしていると思いますが、1番大事なのはやはり親だと思います。

たとえ周囲の人間が比較してきたとしても、親が比較をしないで認めてあげる環境で育ったこどもは周りからの声に負けて自己肯定感や非認知能力が下がる可能性は低いと思います。

自己肯定感や非認知能力が下がらなければ、こどもは生まれ持った才能で自ら成長していき、学業成績が悪くなったり後の所得への悪影響もなくなると思います。

4/1生まれと4/2生まれでは約1年もの差があります。幼少期において同じ学年にいたら差が生まれるのは当然です。

それなのに比較をしてしまうから、悪影響があるのです。

こどもの育て方に関してはこちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】でもお話していますので、ぜひご参考ください。

早生まれの子を持つ親に必要な心構え

他人と比較をしない

早生まれの子を持つ親御さんに限らないことですが、親に必要な心構えとしては、こどもを他人と比較しないということが重要です。

たとえ同じ日に生まれた子でも、育つ環境や生まれ持った性質によって成長の差が生まれるのは当然です。

早熟なお子さんもいれば、大器晩成型のお子さんもいます。

そんな中でこどもを比較する意味なんてないと私は思います。

ちなみに、他人と比較しないための方法はこちらの記事【他人と比べてしまうのをやめる方法】で詳しくお話しているので、知りたい方はぜひご覧ください。

生まれた日が違うのだから差が生まれるのは当たり前だと思う

「そうは言っても、学校でテストを受けたり競争をしたり順位を意識させられる機会は避けられないじゃないか」そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろんそういう出来事もあるでしょう。しかし、それに関しては「差が出るのは当たり前のことだよ」と教えてあげればいいだけです。

生まれた日が違うのだから差が出て当たり前。比べても意味がない」そういう感覚を持ったご家庭と「どうして周りの子はできているのにうちの子はできないのだろう」と考えてしまうご家庭では、後者の方がお子さんに悪影響なのは明確ですよね。

早生まれはギフテッドには幸運

ちなみに私は「早生まれはギフテッドの傾向を持つこどもにはむしろ幸運」だと考えてます。

どうしてそう思うのか、それには下記のような理由があります。

幼児期は同学年の子からたくさん学べる

私の長男(最近2歳になりました)が現在保育園に通っているのですが、早生まれのため4月生まれの子たちよりは当然ですが幼く見えます。

しかし、周りの子のほとんどが月齢が上の環境のため、園ではたくさん学べることがあり、親の想像以上にあらゆることを吸収してきます。

自分より喋れる子、動ける子、が近くにいるというのは常にいろんなお手本を見れる環境で過ごしているということです。

ギフテッドの傾向として「学習能力が高い・習得が早い」といった特徴があります。

自分より月齢の低い子たちとずっと一緒にいるのと、自分より月齢の高い子たちと一緒にいるのであれば、後者の方が学習能力の高い子にとっては周りから学べる機会が多いですよね。

脳が急成長しているこの時期に、そういう経験がたくさんできるというのは、こどもの成長にとって非常に良い効果があると言えるのではないでしょうか。

そういう意味で私は、自分自身も子どもも早生まれで良かったなと感じております。


とはいえ、遅生まれが悪いと思っているわけではありません。

というのも、遅かれ早かれ、ギフテッドの傾向を持つ以上、同学年だけの環境にいることの限界は来ると思います。

詳しくはこちらの記事【ギフテッド当事者が語る授業の辛さ!私が無気力症候群になった理由】でも書いておりますが、大事なのはお子さんが今の環境に退屈・苦痛を感じたときに外の世界を教えてあげることだと思います。

これはギフテッドであろうがなかろうが大事なことですね。

まとめ

自分のこどもを周りの子と比べる親の考え方が、早生まれが不利(こどもの自己肯定感や非認知能力を下げている)という状況を生んでいる。

そうさせないためには、「各々で差が生まれるのは当然であり、他人と比較する意味がない」という意識を親が持つことが大事。

大事なのはお子さんが今の環境に退屈・苦痛を感じたときに外の世界を教えてあげること。


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