「フレネ教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう⑥


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こんにちは。ギフ太です。
「何より大事なのは、人生を楽しむこと」


オルタナティブ教育を知ろうシリーズ第6弾は「フレネ教育」です。

オルタナティブ教育とは何か知りたい方はこちらの記事【オルタナティブ教育とは?ギフテッドとの関係を探ります】からご確認ください。

下記参考書籍です。

フレネ教育とは

フレネ教育、ご存知でしょうか?

こどもたちのやる気を消沈させる伝統的な押しつけ型の教育に強い疑念を抱いたフランスの小学校教師が編み出した教育法です。

フレネ教育の概要(上記書籍から引用)

創始者・
おいたち
セレスタン・フレネ Celestin Freinet 1896~1966
第一次世界大戦で負傷兵となった若き小学校教師がフランスの片田舎の小学校で試行錯誤のなかでさまざまな教育技術を編み出した。フランスの公立学校教師の間で支持が広まる一方で、公立学校の枠組みに限界を感じ、1935年、みずからの学校をヴァンスにつくった。
理念・
スローガン
子どもは自分が役立ち、自分に役立ってくれる理性的共同体の内部で自己の人格を最大限に発展させる。
特徴・
キーワード
押しつけ型の一斉授業を廃し、各々の「学習計画表」に従って個別学習を進めるスタイル。授業を「仕事」と呼び、教科学習だけでなく「自由作文」や「手仕事」にも取り組む。一方で学校を理性的共同体と位置づけ、「学校協同組合」による「生徒集会」を設けたり、「イニシアチブ」と呼ばれる奉仕活動を子どもに求めたりする。フレネは自分のやり方をあえて1つの教育体系にはまとめなかった。

この「フレネ教育」の要点を私の言葉でまとめると、「こどもの自主性や個性を活かしつつも、共同生活に必要な力も大事にする教育」です。

フレネ教育に対しての感想

この「フレネ教育」は創始者のフレネさんがあえて1つの教育体系にまとめなかった。というのもあり、全体像を明確に把握するのは少しむずかしい印象です。

参考書籍の中でも、「輪郭がとらえずらい」と著者が発言しております。

あくまで私の感想ですが、従来の教育スタイルへの強い疑念から正解を模索したものの、教育に正解がない(正解・不正解で考えることが違う)ということに気付き、共同体を通じてこどもたちの人格形成に重きを置いたのではないかなと感じました。

「学校間通信」といってほかの学校との交流を大切にしたり、「自由作文」というこどもたちの書いた言葉を教科書として使ったりと、独自の手法はあるのですが、それがどこまでこどもたちに効果的なのかについては私の頭ではあまり想像ができませんでした。

いや、別に悪いとは思わないですし、否定する気も全くないのですが、特別良いと思える部分を感じなかったというのも正直な気持ちです。

もしかしたら、個人的に1つ前の「サドベリー教育が良すぎたというのが、このような感想になってしまった原因かもしれませんね。

ギフテッドとの関係を探る

最後にこのブログらしく、ギフテッドとの関係を考えてみたいと思います。

ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。

この教育を受けたからといってギフテッドのような才能が伸びる・育つということに関してはあまり直接的な関係はないのかなと感じました。

とはいっても悪い印象があるわけでもありません。おそらく私自身がしっかりとこの「フレネ教育」を理解できていないのもどっちつかずな印象となっている理由ではあると思います。

ちなみに、お子さんの才能を伸ばす育て方に興味がある方は、こちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】をご覧いただければと思います。

「フレネ教育」は違う学年の子が同じ教室で授業を受けたりと、人との関わりを大切にしている印象です。

そのため、お子さんの才能を伸ばすというよりは人間関係や多様性を学ぶということについてのほうが効果を感じやすいのかなと思いました。

周りと上手く馴染めないこどもに対し、人付き合いなどを学んで欲しいというときはこの「フレネ教育」についてもう少し調べてみるというのもよいかもしれませんね。

参考書籍

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