オルタナティブ教育を知ろうシリーズ第1弾は「モンテッソーリ教育」です。
オルタナティブ教育とは何か知りたい方はこちらの記事【オルタナティブ教育とは?ギフテッドとの関係を探ります】からご確認ください。
下記参考書籍です。
目次
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育、ご存知でしょうか?
教育の専門家はもちろん、育児・子育ての感度が高いお父さんお母さんにも知られているこのがこのモンテッソーリ教育ですね。
ここ最近ですと、将棋の藤井聡太棋士が受けた教育としても取り上げられていましたね。
このシリーズでご紹介する教育方法の中では一番有名な教育方法だと思います。
モンテッソーリ教育の概要(上記書籍から引用)
創始者・ おいたち | マリア・モンテッソーリ Maria Montessori 1870~1952 イタリアの女性医師。 精神に障害をもつ子どもを観察することで 発達の法則を見出し、 1907年ローマの貧民街で「子どもの家」を開設したのが始まり。 実地的に新しい教育法を考案した。 |
理念・ スローガン | 自立していて、 有能で、責任感と他人への思いやりがあり、 生涯学び続ける姿勢をもった人間を育てる。 |
特徴・ キーワード | 子どもにはみずからを成長させる 「自己教育力」 が備わっている。 子どもはそのときどきに自分にとって必要な活動を自発的に選択することができる。 それを「敏感期」と呼ぶ。 適当な活動に取り組んでいると「集中現象」が生じる。 いわゆる没頭状態になる。 モンテッソーリ教育を行う教育施設では、異年齢混合クラスで、 子どもたちが自発的にみずからの「敏感期」に応じた「おしごと」をそれぞれに選択して行う。 |
著名人 | 藤井聡太 (プロ棋士)、バラク・オバマ (元アメリカ大統領)、ビル・ クリントン (元アメリカ大統領) ヒラリー・クリントン (政治家)、 ウィリアム王子 (イギリス王室)、 ヘンリー王子 (イギリス王室)、 ピーター・ドラッカー (経済学者)、ビル・ゲイツ(マイクロソ フト創業者) ラリー・ペイジ (グーグル創業者)、 セルゲイ・ブ リン (グーグル創業者)、ジェフ・ベゾス (Amazon 創業者) など。 |
この「モンテッソーリ教育」の要点を私の言葉でまとめると、「こどもには自ら学び成長する力があるので、周りがなんでもかんでも教え込むのではなく、こども自身で学び成長する機会や環境を用意したうえで適切に見守ってあげる」ということです。
モンテッソーリ教育に対しての感想
最初にこの「モンテッソーリ教育」を知ったときに思ったことは、自分の考え方にとても似ているなということですね。
悪く言えば、新しい発見はない。自分にとっては当たり前の内容。
良く言えば、どれも納得できてしっくりくる考え方である。とも言えるかもしれません。
このブログの読者様や私の考え方を見ていただいた方ならわかるかもしれませんが、「モンテッソーリ教育」で言われていることと似たようなことを既にこのブログで発信しております。
そしてこれからも似たようなことを発信していくと思います。
おそらく、こどもに対する根源的な認識は同じで、それを説明するときの表現が違うだけなのだと思います。
ちなみに私の両親は、教育に対する持論は持っていたものの教育熱心ではないので、この「モンテッソーリ教育」というものは知らなかったと思います。
しかし、本質的にはこれと同じような接し方をしてくれていたように感じます。
そして、私自身も両親が自分にしてくれていたことや自分が育つ過程で気付いたことをこのブログを通じて現在発信しております。
なので、私の考え方に共感できるという方であれば、おそらく「モンテッソーリ教育」もすんなり入ってくるであろうと思います。
ギフテッドとの関係を探る
最後にこのブログらしく、ギフテッドとの関係を考えてみたいと思います。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
結論から申し上げると、正しく「モンテッソーリ教育」を受けさせることができれば、こどもの才能はとても伸びると思います。
私の表現方法に合わせるのであれば、元々持っているお子さんの才能が枯らされずに育つであろうと思います。
ギフテッドと呼ばれる子に「モンテッソーリ教育」を受けたことがある子が多いのも納得ではあります。
こちらの記事【赤ちゃんは皆ギフテッド!才能を枯らさない育て方】で私の考える才能を枯らさない方法というのをご紹介しているのですが、おそらく「モンテッソーリ教育」を学んだ方が見たら共通点を多く見つけられることかと思います。
また、「モンテッソーリ教育」に対する捉え方として注意すべき点としては、「モンテッソーリ教育」を導入しているところへこどもを預ければ、必ずしもギフテッドに育つわけではないということですね。
それはどうしてか。こどもによって生まれ持った才能が違うからではありません。
こどもが一番影響を受けるのが家庭内だからです。
どんなに優れた環境へ預けたところで、ご両親やご家族に「モンテッソーリ教育」の根源的理解がなければ、お子さんがメリットを享受することは難しいと考えております。
上記書籍内で「表面的なノウハウをまねても無意味」とも書かれていましたが、私もこれに関しては同意です。
逆に言えば、根源的理解ができれば細かいノウハウは自分で考えたものでも構わないということでもあると思います。
では、どうしたら根源的理解ができるのかということでしたら、私のブログの記事をたくさん読んでいただければきっとご理解できると思います。
少なくともそれを1つの目的として書いております。
興味を持っていただけた方は、どうぞ引き続きご覧ください。
参考書籍
- 【序章】オルタナティブ教育とは?ギフテッドとの関係を探ります
- 【第1回】「モンテッソーリ教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう①
- 【第2回】「シュタイナー教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう②
- 【第3回】「レッジョ・エミリア教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう③
- 【第4回】「ドルトンプラン教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう④
- 【第5回】「サドベリー教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう⑤
- 【第6回】「フレネ教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう⑥
- 【第7回】「イエナプラン教育」とは?オルタナティブ教育を知ろう⑦
- 【感想】「世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方」を読んだ感想