この記事では将棋をすることによって「生きやすくなるよ」という理由を説明しております。「生きづらい」と感じている方や、将棋に興味のある方はぜひご覧ください。
目次
将棋とは
将棋について詳しくないという方のために簡単にご説明しておきます。
将棋とは、9×9に区切られた将棋盤を使って二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種です。
ピンとこない方も下記画像を見ればすぐわかると思います。
最近では、藤井聡太棋士の活躍をニュースで見て気になったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ギフテッドにも将棋好きが多い
この将棋ですが、マインドスポーツ(知識や思考力を競うスポーツ)の1つで、ギフテッドにも愛好家が多いと言われていています。
ギフテッドって何?という方はこちらの記事【ギフテッドとは】をご参考ください。
私も将棋好きということがあり、将棋を知っている方にギフテッドについて例えるときは「日常の考え事においても将棋のように何手も先を読むことが習慣になっている人が多い」といった表現を使うことがあります。
また、別のギフテッドの方は、なにかの媒体で「みんなが9×9マスの盤で将棋を打っているのに、自分だけ30×30マスの盤で打っているような感覚」と発言しておりました。
これも(というかこちらの方のほうが)将棋をしている人にはとても伝わりやすい表現ではないかなと思います。
将棋好きが生きやすい理由
それでは、本題である「将棋好きが生きやすい理由」ですが下記のような理由によります。
- あらゆる選択肢を考える癖がつく
- 他人は自分の思い通りには動かないということが理解できる
- 人によって考える範囲が全然違うということが理解できる
- 自分の性格(性質)に気付ける
- 適材適所の大切さを学べる
あらゆる選択肢を考える癖がつく
将棋をしていると、あらゆる選択肢を考える必要が出てきます。
自分が取れる選択肢だけでなく、自分の選択に対して相手がどういう反応をするのかも考えないといけません。
可能性が高いと思うことだけでなく、可能性が低いと思うことまで全部考えます。
しかも一往復だけでなく、自分が考えられる限界まで何往復分も考えます。
「自分がこの手を指したら(選択したら)相手はこう指してくるかも知れない、もしこう指してきたら自分はこう指そう、そしたら相手は次にこうしてくるかもしれないから、そうなったら自分はこうしよう」これを限界まで繰り返して考えます。
慣れるまでは3手先くらいしか読めない(想像できない)かもしれないですが、経験を積むと二桁先の手まで読むことができるようになります。
その力が身につくことによって、日常生活でも今までとは比べ物にならないくらいの選択肢の想像ができるようになっていると思います。
それによって、悩みや問題に対しての今まで思い付かなかったような解決策というのが見えてくるでしょう。
他人は自分の思い通りには動かないということが理解できる
将棋だけに限った話ではないですが、対戦ゲームというのをしていれば、自分の予想を相手が裏切る(想定外の行動を取られる)ということを何度も経験するでしょう。
その経験によって、他人は自分の思うようには(都合のいいようには)動かないというのが理解できます。
他者に対して、こうして欲しい・こうするべきだという考えを持っていると、他者がその通りに動いてもらえないときに不満を感じてしまうということもあると思います。
しかし、「他人は自分の都合の良い通りには動かない」というのを理解していれば、他者の行動によって自分が嫌な思いをするということは改善されるでしょう。
人によって考える範囲が全然違うということが理解できる
将棋のようなマインドスポーツを対人で遊ぶことによって「人によって思考の深さや広さ、考えるポイントなどが全然違う」ということが理解できるようになります。
何十手も先を読む人もいれば、1手先くらいしか読まない人もいます。
中には自分が全く想定していない手ばかりを思い付く人もいます。
「人によって考え方もその範囲も全く違う」ということが理解できれば、相手に自分の感覚を押し付けることの無駄さや、伝えたいことがあるときに相手の思考の癖をちゃんと見て話すという意識が付きます。
それによって、他者との意思疎通が苦手という方も、気持ちや状況などが改善されると思います。
自分の性格(性質)に気付ける
これも、他の競技でも得られるとは思いますが、将棋をしていると自分の性格に気付かされるという経験をすると思います。
「攻めが好きだが、守りは苦手」「守りは得意だが攻めるのは苦手」「優勢なときは調子が良いが、劣勢になると一気に弱気になる」「知っている手には対応できるが知らない手には弱い」などなど
自分の性格や性質に気付くことによって、それが弱みや改善点と考えるのであれば、それを機に改善することもできると思います。
適材適所の大切さを学べる
将棋はそのルール上、あらゆる性質(能力)の駒を扱うことになります。
一見使いづらいと思う駒も使い方によってはその駒より優れていると思っていた駒より活躍することもあります。
それによって、適材適所(対象のものを適した地位・任務につけること)の大切さを学べます。
将棋をすることによって適材適所の考え方がしっかりと自分の中で確立されたら、自分に対してもその考えを応用できます。
自分の得意や苦手をしっかり認識して、それらが今よりうまく活かせる方法を考えることができれば、人生は確実に向上します。
将棋をやってみようかなと思った方は
「試しにちょっとやってみようかな」と思った方はぜひ挑戦してみてください。
将棋の良いところは年齢も関係なく楽しめるところにあります。一般的には「4~5才」から始める事ができると言われております。
それに、なんと言っても今の時代は、スマホアプリで簡単&無料で始められます。
最初から試合形式の対局で場数を踏んでも良いですし、まずは基礎練習から始めたいという方は詰将棋という練習問題から始めても良いと思います。
下記にオススメのアプリや関連商品をご紹介しておきますので、ぜひお楽しみください。
対局を楽しみたいなら【将棋アプリ 将皇(入門編)】
将棋アプリ 将皇(入門編)
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こちらの入門編は基本的にCPU(コンピュータ)相手に実戦形式での対局が楽しめるアプリです。
ルール説明もアプリ内にありますし、駒を動かせる方向のヒントが表示されたりと初心者に優しいアプリなので、これから将棋を始めたいという方はとりあえずインストールしておいて損はないでしょう。
詰将棋を楽しみたいなら【みんなの詰将棋】
みんなの詰将棋
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上でご紹介したメリットの多くが詰将棋でも得られます。脳トレ的なクイズが好きな方は詰将棋から始めてみるのもオススメです。
本で学習するのが好きな方は
本で学習するのが好きな将棋初心者の方は、こちらの本もオススメです。
お子さんと一緒に楽しみたい方は
お子さんと一緒に始めてみたいというお父さんお母さんはこちらのような商品もあります。
各駒に動きが記載されているので、ルールを覚えてから始めるという面倒な思いをしなくてすみます。
遊んでいれば自然と駒の動きも覚えられるので、スマホやタブレットは使いたくない、親子でコミュニケーションを取りながら一緒に将棋を始めてみたいという方にはオススメです。
本格的な将棋盤や駒を触って楽しみたい、学びたい方は
ある程度将棋の楽しさを知った方や、最初から本格的な将棋盤や駒を触って楽しみたい・学びたいという方はこのようなセットを買ってみるのも良いと思います。
1つあればずっと使えますし、詰将棋をするときにも便利です。
お子さんのいるご家庭であれば何十年も遊べるおもちゃにもなりますのでご購入してみてはいかがでしょうか。