この記事は、「しなければならない」「嫌なことから逃げてはいけない」などいう考えを持っていて、嫌々ながらもついやってしまうといったタイプの方に向けて書いております。心当たりのある方は、ぜひご覧いただければと思います。
あなたのしなければならないことは何ですか?
それは、本当にしなければならないことでしょうか。誰かに、何かに、強制されていることでしょうか。
しない訳にはいかない。そんな風に思っていたりはしていないでしょうか。
本記事ではしなければならない、という思い込みについて、その理由をご説明いたします。
目次
しなければならない、という思い込み
人は生きる上で常に選択をしています。数え切れない選択の結果が今を作っていると言っても過言ではありません。
しなければならないと思っていること。それをするもしないも本来は自由です。その選択をする権利は本人にあります。
例をあげて考えてみましょう。一般的にしなければならないと思われていることは何が多いでしょうか。
- 学校へ行かなければならない
- 働いてお金を稼がなければならない
- ルールを守らなければならない
- 誰かのために、自分のために我慢しなければならない
こういったケースが多いのかなと想像してみました。
では、これらについて一つずつ考えてみましょう
学校へ行かなければならない。という思い込み
もし学校が嫌なら行かないという選択肢を取ることも可能です。
こう言うと「受験に影響する」「親が許さない」「部活ができない」「引きこもりになりたくない」などいろいろと反論は届くでしょう、しかしそれは行かないという選択肢を取った場合の可能性の一つであって、絶対に行かなければならない理由にはなりません。
学校へ行った場合の結果と、行かなかった場合の結果を想像・比較して、そのうえでどちらが納得できる選択肢なのかを自分の意志で選べばいいのです。
働いてお金を稼がなければならない。という思い込み
社会人なら、働く理由の中にお金を稼がなければならないという気持ちもあると思います。
しかし、これに関しても、嫌々働いて稼いだ場合のメリット・デメリットと、そうじゃない場合のメリット・デメリットを比べて、どちらかを選択肢すればいいのです。
さらに言うなら新たな選択肢(例えば、楽しく稼ぐ方法)を考えてそのために行動することも自由です。
私自身も最近、働くということに関して、転職するという選択肢と独立するという選択肢を比較検討したうえで独立を決心しました。 その詳細に関してはこちらの記事【育休切りにあったので独立します!稼ぐ過程も公開します】でお話しております。ぜひご覧ください。
ルールを守らなければならない。という思い込み。
極端な話、法律や社会のルールだって守らないとならない訳ではありません。
ルールを守る守らないも自分が決めていいのです。もちろん法律を破ったら罰則があるでしょうし、社会のルールを破ったら非難されたり・誰かを悲しませてしまうかもしれません。そこまでちゃんと想像したうえで、どういう選択肢を取るかを自分で考えましょう。
守らなければならないのではなく、守りたいと思う人が多い世界の方が幸せな世界だと私は思います。
誰かのために、自分のために我慢しなければならない。という思い込み
例えば、子育てをするうえで、自分のことを犠牲にして、無理をして、辛い思いをしながら働いている親御さんもいらっしゃると思いますが、それだって強制されてするものではありません。
家族のため恋人のため自分のため、誰のためだろうとそのために我慢をすること・我慢をしないことと比べてみて、どちらが本当に自分のしたいことかを見極めて選べばよいのです。
さて、これらの共通点はなんでしょうか。
それは、どんな問題も自分に選択権があるということです。
しなければならない、という思い込みを捨てて、した場合・しない場合の結果をちゃんと想像して、そのうえで自分の意志で選択することが大切です。
その結果として今までと同じ選択肢を取ったとしても、しかたないと思い込んで(決めつけて)していることと、自分の意志で選んで行動していることでは、ストレスやモチベーションも遥かに変わってきます。
当然、自分の意志で選んだほうがストレスは低くなりますし、モチベーションも高まります。
辛いのを誰かのせい何かのせいにしてしまうことも減るでしょう。
誰のためでもなくあなた自身のために、自分の人生の主導権をしっかり握りましょう。
「〇〇なのだから、しなければならないことだってある」という言葉
私は「大人なのだから、〇〇なのだから、しなければならないことだってある」という言葉が嫌いです。
この言葉は、少し厳しい言い方をすると、己への諦めだと感じています。
無理やり自分を納得させるための言葉と言い換えてもいいかもしれません。
もし他者に対してその言葉を使っていたとしたら、「君にはそれを避けることができないよ」という他者への諦めの言葉にすら聞こえます。
もちろんこの言葉を発する人の気持ちとして、皆が皆ネガティブな意図を持って発しているという訳ではないことも理解はしています。ときには相手を励ますためにその言葉を使っている人もいるでしょう。
ただ、私としては仮に励ましの言葉だったとしても、そういう言葉より「君なら、それをしないでももっと状況を良くすることはできるよ」と言ってもらうほうが嬉しいなと思います。
こちらの記事【嫌なことから逃げることの何がいけないのか】もオススメですので、逃げるのがダメなことだという考えを持っている方はぜひご覧ください。
まとめ
人は誰からも何からも強制されていません。
しなければならないと思い込んでストレスを抱えながら生きるのではなく、自分の頭でどんな選択肢があるかを考え、自分の意志で数ある選択肢の中から好きなものを選びましょう。
好きな選択肢がない場合は、選択肢を作るための行動をするのもありです。
人生は常に満足できる選択肢があることのほうが少ないですが、それでも自分で選んでいるという意識を持つだけで違います。
自分の意志で選択肢を選び、生きることにより自己効力感が上がります。
自己効力感が上がればストレスも減り、人生の満足度も高まります。
せっかくの人生です。ぜひ満足度の高い人生を送りましょう。